Adoが「顔出し」しないのはなぜか そもそも現代では「メリット」が少ない?
2021年に「うっせえわ」でデビューした歌手/歌い手のAdoは、2022年に『ONE PIECE FILM RED』でヒロインのウタとして発表した「新時代」がApple Musicグローバルチャートで日本の楽曲で初めて1位を取るほどの爆発的ブレイクを見せました。その後も活躍を続ける彼女ですが、これまで素顔を見せたことはありません。なぜでしょうか?
「顔を出す、出さない」がニュースになる存在

2021年に「うっせえわ」でデビューした歌手/歌い手のAdoは、2022年に『ONE PIECE FILM RED』でヒロインのウタとして発表した「新時代」がApple Musicグローバルチャートで日本の楽曲で初めて1位を取るほどの爆発的ブレイクを見せました。その後も数々のドラマやアニメで主題歌やテーマソングを手掛ける彼女ですが、いまだにAdoとして素顔を見せたことはありません。なぜなのでしょうか。
2023年12月25日に、それまで頑なに顔を出さなかったAdoが「ついに素顔を見せる」というニュースが流れました。近年極めて注目度が高いアーティストのひとりだけに、瞬く間に大きな話題となりましたが、翌日にはAdo本人から「今後も私の活動に関わることは必ず私やAdoスタッフから発信していきます」と、報道を否定するメッセージが発信されています。
かつてSNSがなかった頃であれば、報道は一方的に情報を流すことができましたが、現代ではいわゆる「飛ばし記事」は即座に否定されるようになりました。
2022年にレコード大賞で優秀作品賞と特別賞を受賞した際には、ウタ名義の楽曲だったため、「世界観を壊さない」という名目で顔は出さず、Adoバンドによる遠く別バージョンの「新時代」「逆光」「風のゆくえ」のメドレーが公開されています。同年の「NHK紅白歌合戦」も、やはりウタとしての出演で、顔出しはありませんでした。
2023年はレコード大賞で「唱」が優秀作品賞を獲得、「紅白歌合戦」も同曲での出演が発表されています。報道では否定されましたが、もしかしたら初の顔出しがあるのかもしれないと期待されているのは事実でしょう。
技術の発達により、顔を出さずに歌手としての活動は可能ではありますが、本来は人前で歌うのが歌手の出発点でもあります。果たしてなぜAdoは顔出しを避けているのでしょうか。