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『ドラクエ3』父オルテガの仇って誰だった? 最初に王が語った「当初の」相手とは

『ドラゴンクエストIII』は亡き父オルテガの遺志を継ぎ魔王を倒す物語です。そのオルテガの仇は誰だったか覚えているでしょうか。頭に浮かんだソイツは、実は冒険開始当初に聞かされていた相手と違うことにお気づきでしょうか。

言われてみれば「当初の」仇って…!?

アリアハン王が言う「仇」は、実はコイツではない。「ドラゴンクエスト メタリックモンスターズギャラリー キングヒドラ」 (C)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
アリアハン王が言う「仇」は、実はコイツではない。「ドラゴンクエスト メタリックモンスターズギャラリー キングヒドラ」 (C)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

 社会現象とまでなった超人気RPGシリーズの第3作『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』。魔王「バラモス」討伐のために旅立ったアリアハンの勇者(ファミコン版では「勇敢なる戦士」)「オルテガ」が志半ばで死亡し、その遺志を受け継いだ主人公が冒険へ旅立つ、というのが物語の幕開けです。

※以下、ゲームの核心に触れる記述があります。

 さて、主人公としては是非ともオルテガの仇をとりたいところなのですが、そういえばオルテガは誰にやられたのでしたっけ。「バラモス」に倒されたのでしたっけ。随分前にプレイした以来の方の中には、このあたりが曖昧となっている人も少なくないでしょう。

 たとえば『ドラゴンクエストV』ですと、主人公の父親「パパス」は魔王勢幹部の「ゲマ」によって、幼少だった主人公の目の前で焼き殺されるという壮絶な最期を迎えます。このイメージとオルテガのイメージが重なって、余計にぼやけてしまっているのではないでしょうか。

 実際のところどうだったかといえば、物語開始時点においてオルテガは「火山に落ちて死んだ」とされています。これは説明書にも記載されており、アリアハン王からも戦いのすえ火山に落ちて死んだと口頭でその経緯を説明されるのですが、実際のセリフでも情報量はこの程度で、ボタンを連打しているとすぐに「魔王バラモスを倒してまいれ」と命じられてしまうのです。

 ゲームを進めても、オルテガの「その後」については情報が少なく、曖昧模糊としたまま迎えたゲーム終盤、実はオルテガが生きていると判明します。しかし喜びもつかの間、あえなく「キングヒドラ」に敗北するのです。ぼんやりとしていたオルテガの本当の最期は、しっかり終盤に用意されていました。

 ということで、オルテガの直接の仇はバラモスではなくキングヒドラであることがわかりました(あるいは、思い出しました)。しかし、未だにわからないのが「オルテガと火山で死闘を繰り広げた魔物の正体」、すなわち、説明書やアリアハン王によって説明された、「『当初の』オルテガの仇」です。海外版やリメイク版ですと、火山でその魔物との戦闘を描いたオープニングムービーが観られるのですが、ファミコン版では想像で補完するしかありません。

 そしてその魔物(海外版だとドラゴン系、スーパーファミコン版だとデビル系)は、どこにいるのでしょうか。残念ながら物語上、その魔物は明確に登場することはないのです。なんとも言えぬもどかしさを覚えます。バラモスを倒しても、キングヒドラを倒しても、「ゾーマ」を倒しても、「あの魔物」を倒さないうちは私たちの『ドラクエ3』は終わらない、そんな気がしてなりません。やはりオルテガは未だに謎多き「父親」なのです。キングヒドラ戦でなぜか覆面パンツ姿になっていることも含めて。

(片野)

【画像】「えっ、お父さん…?」 こちらが人違いも甚だしい盗賊「カンダタ」と「デスストーカー」です(9枚)

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