世界から「ドラゴンボール」が消えたら? 「絶対ありえない」からこそ気になる
『ドラゴンボール』において「ドラゴンボール」はなくてはならない存在です。では、もしも「ドラゴンボール」が消えたら、どうなってしまうのでしょうか。
唯一変わらなそうな部分は?
『ドラゴンボール』において、7つ集めると願いを叶える玉「ドラゴンボール」は極めて重要なアイテムです。では、もしも『ドラゴンボール』に「ドラゴンボール」が存在しない世界線だったとしたら、悟空たちの運命はどう変化してしまうのでしょうか。
そもそも物語は「ドラゴンボール」の伝説を信じるブルマが、探している途中で孫悟空と出会うところから始まります。「ドラゴンボール」がなければブルマが山奥にまで来ることはなく、悟空との出会いもなかったことでしょう。
悟空は自身を拾い育ててくれたじいちゃん(孫悟飯)しか知らず、車を「怪物」と呼び、男女の違いも分からないほど、世間知らずでした。ブルマと出会ったことで、社会で生活する方法を学ぶことができたのです。
ブルマと出会わずに悟空が成長した世界線を想像したファンからは「山の中で農業をしながら、動物たちと平和に暮らしていくのが想像できる」「下界に降りずに仙人とかになってそう」「最初に出会ったのがブルマじゃなかったらただの変質者だったかも」といった声があがっていました。
しかし物語の中には「ドラゴンボール」が影響しないキャラクターも見られます。そのひとりがピラフです。目的である世界征服の手段のひとつとして「ドラゴンボール」をねらっていたものの、これがなかった世界線でもピッコロ大魔王にたどり着いていたことでしょう。むしろ「ドラゴンボール」がなければ、より早くピッコロ大魔王が復活してしまったかもしれません。
ピッコロ大魔王が放った手下たちに、クリリンが倒されたり天津飯が追い込まれたりしていることから、地球人の勝機はより低くなっていたと考えられます。
ほかにも「ドラゴンボール」がない世界線について、「ラディッツは変わらず地球で悟空を探すのではないか」「ナッパとベジータは地球に来る目的はなくなる」との声もあがっていました。しかし、彼らは惑星を次々に武力支配していたサイヤ人たちです。「ドラゴンボール」の存在がなくとも、最終的には地球征服にやってきたことでしょう。
「ドラゴンボール」がなければ物語が始まることはないため、「ドラゴンボール」のない世界線なんてありえない話です。しかし、「絶対にない」からこそ想像を巡らせてみるのも面白いかも知れません。
(マグミクス編集部)