【漫画】高校時代、教師に「親としてのレベル低すぎ」 20年後、特大ブーメラン!「わかる」
高校時代、家庭科の先生が自身の育児について話していたことに対し、「親としてのレベル低すぎ」と思った漫画家の桜木きぬさん。それから20年後、自分が親になって思い知らされたことがあって……? 作者の桜木きぬさんにお話を聞きました。
「子供たちを飢えさせないので精一杯」家庭科教師の言葉を思い出す
高校時代、家庭科の先生が「子供たちを飢えさせずに成人させるので精一杯でした」と語っていました。その言葉に対して当時、「親としてのレベル低すぎ」と思っていた、桜木きぬさん(@kinumanga)。それから20年後、自分も親になり子育てに奔走する日々のなかで、痛感させられたことがあって……?
桜木きぬさんによるエッセイマンガ『親としてのレベル』が、X(旧:Twitter)上で公開されました。いいね数は4.6万を超えており、読者からは「これ思ってる子供、多すぎですよね。自分が親になったら分かる」「自分の仕事のクオリティを保ちながら『親として当たり前』であり続ける事の大変さ。これホント毎日のように感じてます」「親は偉大だった」などの声があがっています。
桜木きぬさんは漫画家としてWebマンガの連載を持つほか、家族の日常を描いた『日常観察マンガ』、『思春期観察マンガ』をKindleにて無料で配信しています。
桜木きぬさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーー今作『親としてのレベル』が生まれたきっかけや、理由を教えて下さい。
子育てをしてるうちに、ふと先生のことを思い出して、かつての自分の考え方を深く反省したのがきっかけです。
ーー親として当たり前であり続けることの大変さを痛感するエピソードでした。今作を描くうえでこだわったポイントや、お気に入りのシーンなどはありますか?
「うちの子供が本当によく食べる」ということは分かりやすく描写したいと思いました。本当によく食べます!
ーーたくさんのコメントが寄せられています。特に考えさせられた読者の意見や、うれしかったコメントなどがありましたら教えて下さい。
「分かる……」と言ってもらえるとホッとしました。うちだけじゃないんだなと思ったので。
ーーマンガでは「親としてのレベル低すぎ!」という高校時代の桜木きぬさんの、心の声が出てきます。自身の育児について落ち込んだ際は、どのようにして奮起していますか?
自分のレベルが特別低いと思うことはなく、良くも悪くもフツーかなと思います。ちょっと失敗したときや落ち込んだときは特に何もしません。そういうこともあるよなと思います。
ーー桜木きぬさんは家族の日常を描いた『日常観察マンガ』、『思春期観察マンガ』をKindleにて無料配信中です。あらすじや見どころを教えて下さい。
特にドラマチックな出来事も大きな事件もない日々の気付きを描いているので、近所の人の世間話を聞くくらいの感じで読んでいただければと思います。
ーー2024年はどのような創作活動をする1年にしたいですか?
変わらず日々の発見を描き残せたらいいなと思います。低くても長く飛びたいと思っています。
(マグミクス編集部)