「大失敗」「仕返しに無駄遣い」 初めて「マスターボール」を使ったポケモンあるある
ゲーム『ポケットモンスター』シリーズで、最初に「マスターボール」を使ったタイミングを覚えていますか? 当時を振り返るネットの意見を見てみると、意外な理由で使った人もけっこういるようです。
持ったまま終わっちゃった人も?
幅広い世代から人気のある『ポケットモンスター』シリーズには、さまざまな「あるあるネタ」が存在します。「初めてマスターボールを使ったポケモンといえば?」も、盛り上がるテーマのひとつでしょう。今回は、ネット上で話題になった、貴重なマスターボールを初めて使ったポケモンのエピソードを振り返ります。
そもそもマスターボールとは、野生のポケモンなら必ず捕まえることができるモンスターボールでした。数が限られた貴重なアイテムのため、使う場面に相当悩んだというプレイヤーは多いはずです。
初めてマスターボールを使ったポケモンとして、ネット上では「フリーザー」「サンダー」「ミュウツー」の3匹の名前が頻繁にあげられていました。
フリーザーに使用した人のエピソードとしては「『コロコロコミック』で連載していたポケモンマンガ(穴久保幸作先生の『ポケットモンスター』)で、フリーザーにマスターボールを使ってたから真似した」「攻略本で、フリーザーは四天王戦で活躍するって書いてあったから使った」といった意見もあります。強力な氷系の技をもつフリーザーを、なんとしても捕まえたかったという人が多かったようです。
フリーザーと同じく、初代の伝説ポケモンであるサンダー派からは「電気系のかっこよさに惹かれた」「純粋にキャラとして好きだった」などの声があがりました。しかし、なぜかサンダーやフリーザーにマスターボールを使用したことを後悔する人も多く、その理由は後に出てくるミュウツーの存在です。
サンダー、フリーザーと遭遇した後に出会う伝説ポケモンが、メインで映画も作られるほどの人気を誇るミュウツーです。「サンダーでマスターボール使っちゃって、泣きながらミュウツーにはハイパーボール投げまくった」といった、ある種の「トラウマ」的な存在として語られることも少なくありません。
幸いにもミュウツーにマスターボールを使用できた人は、「もったいなくて使わないでいたら最後にミュウツーが出てきた」という偶然派と、「最後にミュウツーが出てくるのを知ってた」という戦略派に分かれるようです。しかし、一部の人からは「裏ボス的な存在なんだから、マスターボールじゃない方法で苦労して捕まえればよかった」「ミュウツーにマスターボールを使ったのはちょっと後悔してる」という意見もあります。
他にも多かったのが、「希少価値を分っておらず適当に使ってしまった」というエピソードです。「適当にその辺のポケモンに投げちゃったから、何に使ったか覚えていない」といった人や、絶対に捕まえることができない対戦相手のトレーナーのポケモンに投げてしまったという切ない経験を持つ人までいました。
レアではないポケモンに対して使ってしまった人の一部には、「そのポケモンを逃がしたらマスターボールが返ってくると思って逃がした」というけなげな勘違いエピソードもあったようです。
温存派も一定数いるようで、「最後まで使わなかった」や「もったいなくて使わなかった」という人も少なからずいました。「結局使わないとしても、いつまでも使えるという安心感が良い」という声もあり、手元にあるだけでゲームが楽しくなった人もいたようです。
なかには「ポケモンをやったことがなかったから、友だちに借りたソフトで、全然レアじゃないモンスターにマスターボール使っちゃった」「兄弟げんかしたときに、仕返しで適当なポケモンにマスターボール使ってやった」といった告白をする人もいました。マスターボールの希少性を考えると、その後の関係が心配になります……。
『ポケモン』シリーズは多岐にわたることもあり、独自の思い出やエピソードが生まれる魅力があります。特に希少なマスターボールに関する出来事は、それぞれのプレイヤーにとって忘れられない体験となっているようです。
(マグミクス編集部)