【漫画】思春期の息子は必要最低限しか話さない 母が伝えた言葉に「刺さった」「泣きそう」
思春期で、親とあまり話さなくなった中学生の次男。ある日、母は次男に「話がある」と切り出して……。Instagramで公開されたマンガが、「刺さりました!」と話題になっています。作者のいで あいさんにお話を聞きました。
息子に「話がある」と切り出した母の言葉とは?
母の思いをストレートに伝えたときの様子を描いたマンガ「思春期の息子にただただ愛を垂れ流す母」が、Instagramで1万6000以上のいいねを集めて話題となっています。
思春期まっただなかの中学1年生の息子。必要最低限のことしか話さなくなった息子に、母である作者は……。読者からは、「刺さりました」「私も向き合って伝えてみます」「お子さんも幸せですね」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、4兄弟の母親のいで あいさんです。InstagramやX(旧:Twitter)、ブログ「4兄弟の母いであいのブログ」で、日常を描いた育児マンガや体験談を描いたマンガを発表しています。いで あいさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーー息子さんに改めて愛を伝えようと思ったきっかけはあったのでしょうか?
最近、家族にいろいろなことが起きて……。次男のことがいつも心配で、気にかかっていました。そんな悩みを友人につぶやいたところ、「『大切に思っている』って伝えてみたら?」と目からウロコのアドバイスが返って来たので、実践してみました。
ーー普段から息子さんたちに、こういった思いは伝えているのですか?
「大好きだよ」「大切に思っているよ」と、子供が小さい頃はあふれんばかりに口にして来ました。ただ、小学校高学年を超えた頃から、あからさまにシラけた顔をされるようになったので(笑)、長男と次男への愛の言葉は控えめになってしまいました。でも、尊敬の気持ちはいつも伝えているつもりです。
三男(小4)と四男(5歳)は、思いを伝えると、ニコニコとうれしそうにしてくれるので、1日に何度も伝えています。
ーー思春期の息子さんとは、現在どのような会話をしますか?
子供によってそれぞれで、高2の長男は思春期を感じさせず、毎日たくさんの話をしています。中1の次男は明らかに思春期を感じさせる言葉の少なさなので、必要なことしか話さないかもしれません。野球に熱中しているので、野球に関することは楽しそうに報告してくれます。
ーー伝えたあと、なにか変化はありましたか?
伝えた瞬間、次男との間にあった見えない壁が溶けたような感触があり、心が温かくなりました。本当に伝えて良かったと思いました。伝えた次の日、次男が「やるよ」と、晩ご飯のおかずを作ってくれたのをよく覚えています。ただ、その日だけだったので、また定期的に伝えようと思います(笑)。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
「泣きそうになりました」というコメントをたくさんいただきました。まだお子さんが小さい方からは「いつかこういう日が来るのですね」「いまを大切にします!」というコメントをいただきました。ほかにも「娘たちに伝えたくなりました」「自分も思春期のとき、こういわれたかった」など、さまざまな年齢層の方から、いろいろなコメントが集まり、本当にうれしく思いました。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
この日のことが感慨深くて、あの瞬間の次男と私のことをずっと忘れないようにしよう、と思ってマンガを描きました。
(マグミクス編集部)