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任天堂「スイッチ8年目」突入という異変 好調過ぎて「後継機」出しづらい?

発売前は、携帯性に対する疑問や性能の不安から、スイッチを懸念する意見も多数ありました。ですが、発売以降の好調ぶりは、今さら説明する必要もないほど。その躍進ぶりを、公的なデータを元に分かりやすくお伝えします。

スイッチの快進撃が続く任天堂

スイッチの累計販売台数は、1億3000万台を突破。今後もさらに伸びると思われる
スイッチの累計販売台数は、1億3000万台を突破。今後もさらに伸びると思われる

 家庭用ゲーム機市場に乗り出して以来、任天堂は長きにわたって業界を牽引してきました。その勢いは今もなお増すばかりで、時価総額が10兆円を超えたとの報道が先日広がったばかり。飛ぶ鳥を落とすような好調ぶりは、疑う余地もないほどです。

 任天堂の飛躍は、今なお高い関心を集めるNintendo Switch(以下、スイッチ)の活躍抜きには語れません。これまで任天堂は数々の名機を生み出してきましたが、そのなかでもスイッチは指折りの人気を誇っています。

 スイッチの躍進は、歴代ゲーム機の歴史と照らし合わせても「異変」と呼べるほどの展開を迎えています。絶好調の任天堂を支えるスイッチが、どんな歩みと結果を積み上げているのか。任天堂が公開した、2024年3月期第2四半期決算説明会兼経営方針説明会のデータを元に、その「異変」に迫ります。

●一般的なサイクルを超え、なおも好調なスイッチ
 任天堂に限らず、家庭用向けのゲーム機を代々出し続けているメーカーは、一般的に5~6年ほどのサイクルで新型機を投入します。同社の場合、スーパーファミコンの6年後にNINTENDO64を発売、その後も5年後にゲームキューブ、さらにまた5年後にWiiを発売しました。

 身近なところでは、スマホの代替わりで実感している人も多いと思いますが、時間が経つほどソフトウェアが求めるスペックは上がっていき、発売済みの機器ではいずれ物足りなくなります。そうした不満を解消するには、新型機を出すのが最も分かりやすい解決の手段です。また任天堂の場合は、ゲーム機によって特徴が変わる場合も多く、新たなゲーム体験の提案として新型機を出すといった側面もあります。

 ですが、Wii Uからバトンを受け取ったスイッチが発売されたのは、2017年3月のこと。すでに6年が経過していますし、現段階で新型機の発表がない以上、2か月後に現役7周年を迎えるのは間違いないでしょう。

 これほど長い間第一線を走り続けるゲーム機は、皆無でこそありませんが、非常に稀有なのは確か。ですが、こうした現状もスイッチの普及度を考えれば納得できます。スイッチファミリーの累計販売台数は、驚異の1億3000万台超え。ソフトウェアの累計販売本数も11億3000万本を突破しています。

 ゲーム機の勢いは中期がもっとも伸び、以降は右肩下がりになりがちです。しかしスイッチの場合、任天堂がリリースしたゲームソフトの販売規模は今も高い水準で推移しており、最も多かった2020年に続き、2023年は歴代2位を記録しました(※スイッチ発売後の2017年~2023年の各4月~9月期を比較)。

 同時期の一昨年(2021年)や昨年(2022年)を上回り、2度目の右肩上がりを記録しているこの売れ行きは、「異変」と表現しても過言ではないでしょう。

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