幼なじみから進展できない2人をくっつけたい! 作戦はマッチングアプリ?
お互いのことが好きだけれど、いい出せない幼なじみのふたり。その恋愛を成就させようと、ふたりの友達がある計画を実行して……。Instagramで公開されたマンガが、「最高の友達じゃん!」と話題になっています。作者の胡月さんにお話を聞きました。
15年間ずっと幼なじみの関係 恋愛関係に進めず…
幼なじみ同士の恋愛を成就させる計画について描いたマンガが、Instagramで3万9000以上のいいねを集めて話題となっています。
お互いのことが好きな幼なじみのふたり。しかし、15年間ずっと幼なじみの関係だったせいで、いまさらどのように関係を進展させれば良いのか、分からずにいました。すると、そんなふたりをじれったく思った友人たちが、ある計画を実行して……。読者からは、「最高の友達じゃん!」「うらやましい展開だなあ」「続編期待です」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、漫画家の胡月さんです。胡月さんに、作品についてのお話を聞きました。
ーー作品に登場する4人は、どのような関係性なのですか?
大学の同級生です。ロングの女の子と茶髪の男の子は大学で知り合った友達、ショートの女の子(麻美)と黒髪の男の子(幸也)は小さい頃からの幼なじみという設定です。
ーーこの計画は、幸也くんの男友達からしても、好都合だったということでしょうか?
「幸也と麻美がくっつけば、自分たちも何か進展があるかもしれない」と、期待していた部分はあります。
マッチングアプリの案で、本当に幸也と麻美が出会えるかどうかを確認するために、自分たちでシミュレーションをしていますが、「細かく設定すればちゃんと出会えるね」といって女の子側がスマートフォンを閉じたあと、男の子がこっそり「いいね」をした……というイメージです。
ーー作品に「続きが気になる」というコメントがありましたが、今後描く予定はありますか?
実は、「友達のふたり」と「幸也と麻美」、両方の続編マンガは、すでに私のInstagramで公開済みです。ぜひ、ご覧下さい。また、4人でダブルデートをする幸せなお話の制作も検討中です。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
「最高の友達じゃん!」「うらやましい展開だなあ」「続編期待です」などのコメントをいただきました。もともと、2023年の4月に描いたマンガのアナザーストーリーとして今回のマンガを描いたので、「こんな意図があったんだ」という納得の声や、友達のために動くふたりを「良い友達」と評価する声も多かったです。
ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか?
小さい頃からイラストを描くことが好きでしたが、マンガは描いてきませんでした。そのうち、伝えたいことがイラストだけでは伝えきれないときにだけ、マンガを描くようになりました。そして学生の頃、KADOKAWAさんからマンガを出版させていただいたことから、マンガを描く頻度が上がりました。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
2023年の4月に描いた、幸也と麻美の別の話に対するご意見で、「この友達ふたりは、幸也と麻美を引き離したかったの?」「マッチングアプリを提案した女の子は、幸也のことが好きだったのでは?」という、疑問の意見がありました。もともと、「友達ふたりは、幸也と麻美が本当に付き合うつもりがないのか、焦らせるつもりだった」という設定だったので、「実はこういうつもりで描いたんだよ」ということを伝えるために、今回のマンガを描いて細かい部分を補足しました。
ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。
普段は衝動的に読み切りマンガを描くことが多いので、今後はしっかりと作り込んだ長編マンガも描いていきたいです。今回の4人の話を複数描いたのも、その思いからの挑戦でした。
(マグミクス編集部)