幼い頃のトラウマ? ファミコン版『ドラクエ』で「勝てる気がしなかった」恐怖のラスボス3選
1986年5月27日に初代『ドラクエ』が発売され、37年が経ちました。「ドラクエ」シリーズには、ストーリー展開や世界観、職業など多くの楽しめる要素がありますが、やはりラスボスを撃破したときの達成感は格別です。そこで今回は、ファミコン時代の作品のなかで、プレイヤーを苦しめた手強いラスボスについて振り返ります。
ファミコン世代が絶望した「強すぎるラスボス」とは?
初代『ドラゴンクエスト』(以下、『ドラクエ』)が発売されてから、37年が経ちました。その後も続く「ドラクエ」シリーズでは、ストーリー展開や世界観、職業設定など楽しめる要素は多々ありますが、もっとも達成感を味わえるのは、やはり「ラスボスを倒したとき」ではないでしょうか。
そこで今回は、ファミコン時代に登場した「ドラクエ」シリーズのなかから、とくに強いと評判だったラスボスを振り返ります。
●『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』ゾーマ
『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』のラスボスである「ゾーマ」は、戦闘開始時から「闇の衣」という一種のバリアのような効果をまとっており、そのまま戦うととてつもない強さを誇ります。
「闇の衣」をまとったゾーマが厄介なのは、攻撃、守備のどちらのステータスも大幅に強化されており、さらに毎ターンHPが自動回復する点にありました。
普通に攻略する場合は、戦闘中に「ひかりのたま」を使用して、闇の衣を剥ぎ取ることが重要になります。「ひかりのたま」の効果でゾーマは弱体化しますが、その状態でも相当手強いラスボスなのは間違いありません。
なかには「ひかりのたま」を使用せずにゾーマを攻略する猛者もいるようですが、そういったやりこみ勢が目標にするほどの強さを持っていたラスボスだったのです。
●『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』デスピサロ
『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』のラスボス「デスピサロ」も相当厄介な強敵です。デスピサロは戦いのなかで何度も変身するのが特徴で、そのたびに強さが増していきます。
ラスボスの変身と聞くと初代『ドラクエ』の竜王がいますが、デスピサロの場合はなんと第7形態まで変身を繰り返し、そのたびに攻撃方法が変わるので気が抜けません。
そして最終形態のデスピサロは「マホカンタ」を唱えて、呪文による攻撃が封じられます。さらに「いてつくはどう」でパーティ全員の補助呪文の効果を消し去ったり、「かがやくいき」などの全体攻撃も強力だったり、毎ターンHPが一定量回復したりと、いろんな面で相当手強い相手でした。