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『スター・ウォーズ』そっくりだが、侮れない映画3選。もはやSFは現代の「神話」?

ルーカス公認のSWパロディ映画?

映画『スペースボール』Blu-ray(20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント)
映画『スペースボール』Blu-ray(20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント)

 次に紹介したいのは、SFコメディ映画『スペースボール』(1987年)です。『ヤング・フランケンシュタイン』(74年)や『新サイコ』(77年)などのパロディ映画で人気を誇ったメル・ブルックス監督が、ルーカス公認で撮った作品です。

 ダークヘルメット(リック・モラリス)が狙うヴェスパ姫を、宇宙の流れ者ローン・スター(ビル・プルマン)と半人半犬のバーフ(ジョン・キャンディ)が救い出すという、SWをそのまんまパクったストーリーです。ギャグは下ネタ満載で、中学生が考えそうなものばかりです。そんなコメディ映画に制作費2500万ドルを投じた、メル・ブルックス監督の度胸のよさには感心させられます。

 映画史に残るバカ映画として知られる『スペースボール』ですが、メル・ブルックス監督は前作『珍説世界史PART1』(1981年)のなかで、ユダヤ人が人類の長い歴史の中でいかに苦汁をなめてきたかをコメディとして描いていました。

 遠い未来を舞台にした『スペースボール』では、ユダヤ系であるメル・ブルックス演じる悪の大統領が、やはりユダヤ系であるリック・モラリス演じるダークヘルメットらを従え、圧政を強いています。虐げられてきたユダヤ人が『スペースボール』の世界では虐げる側になっているという設定は、なかなか考えさせるものがあります。

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