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【漫画】結い上げると1週間、髪を解けない舞妓 入浴シーンに「衝撃です(笑)」

かつて京都で舞妓をしていた作者。舞妓の特徴でもある美しい日本髪は、一度結い上げると1週間は解くことができず、崩さないようにするのが大変でした。そして髪を洗うときも、ひと苦労で……。Instagramで公開されたマンガが、「衝撃です(笑)」「リアルな日本髪事情が分かる!」と話題になっています。作者の松原彩さんにお話を聞きました。

舞妓の美しい日本髪を維持する苦労がすごかった!

マンガ「舞妓の髪事情について」のカット(松原彩さん提供)
マンガ「舞妓の髪事情について」のカット(松原彩さん提供)

 かつて京都で舞妓をしていた作者が、日本髪の苦労を描いたマンガ「舞妓の髪事情について」が、Instagramで2万以上のいいねを集めて話題となっています。

 舞妓の特徴でもある、美しい日本髪。一度結い上げると約1週間は解くことができず、その間はなるべく崩れないようにしなければなりません。髪を洗うときもひと苦労で……。読者からは、「めちゃくちゃ衝撃でした(笑)」「美しさにはいろいろな苦労があるんですね」「リアルな日本髪事情が分かってうれしい」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、25歳で現役高校生の松原彩さんです。舞妓だった当時のエピソードや、現在の日々の出来事をマンガにしてInstagramで発表しています。松原彩さんに、作品についてのお話を聞きました。

ーー舞妓さんは、皆さん髪型の崩れに悩むのでしょうか?

 はじめは日本髪のしくみがよく分からないので、崩れた髪を直すこともできず、みんな苦労しています。髪を崩さないために「高枕」という枕を使って寝るのですが、はじめのうちは上手に寝ることができなくて枕から落ちてしまい、髪型がぐちゃぐちゃになる……ということがよくあります。

ーー松原さんは、どのようにして寝相を直したのですか?

 こればかりは「慣れ」としか、いいようがない気がします(笑)。眠りは常に浅かったと思います。

ーー引退したいまでも、寝相は良いままですか?

 いまでもあまり変わっておらず、悪い方ではないと思います。

ーー食器用洗剤で髪を洗うことに、抵抗はありませんでしたか?

 はじめて「姉さん」が、食器用洗剤で髪を洗っている姿を見たときは、驚きました。しかし、べっとりと髪についた鬢付け(びんつけ)油を楽に早く落とせるとあって、「なるほど! その手があったか!」という気持ちが先行し、食器用洗剤で髪を洗うことに対しては、抵抗ありませんでした(笑)。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

 この話を描いたとき、「舞妓さんの髪型って、維持するの大変なんだよ~」みたいなことを伝えたかったのですが、おまけで描いた食器用洗剤のくだりが衝撃的だったようで、「信じられない(笑)」「苦労していますね」といったご意見をたくさんいただきました。

ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか?

 マンガをはじめて描いたのは、定時制高校に通い始めてからです。高校の先生に花街での生活について質問されることがあり、「自分にとっては当たり前と思っていたことも、花街の外から見れば、知られていないことが多いんだな」と気が付きました。せっかくだからマンガで投稿してみようと思い、描き始めました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

「舞妓さんの髪は、地毛で結い上げている」ということを知らない方がけっこういらっしゃると知って、「これは面白おかしく描けたら読んでもらえそう!」と思ったからです(笑)

ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。

 この春で定時制高校を卒業しますが、これからも「面白そう!」「やってみたい!」という気持ちを大切に、大好きなマンガや絵を描き続けていきたいです。「いろいろな人生があるな~」ぐらいの感じで、読者の方にはゆるく読んでいただけるとうれしいです。

(マグミクス編集部)

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