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ハートがフルボッコに… トラウマを植え付けた動物アニメ3選 「予想以上にハード」

動物を主人公にしたアニメというと、平和的でほのぼのとした作品を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし甘く見てはいけません。世のなかには、かわいらしいねこやうさぎが出てくるにもかかわらずショッキングな内容の動物アニメも数多く存在します。

視聴は自己責任で!

画像は、今もなおカルト的な人気を誇る『ねこぢる草』のDVDパッケージ(キングレコード)
画像は、今もなおカルト的な人気を誇る『ねこぢる草』のDVDパッケージ(キングレコード)

 かわいい動物が登場するアニメだからといって、その内容がほのぼのとしたストーリーであるとは限りません。ハートフルどころか、観るだけでハートフルボッコにされてしまうような作品も存在するからです。今回は、「閲覧注意」といっても過言ではない珠玉の動物アニメをあげていきます。

●バイオレンスうさちゃん映画『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』

『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』は、イギリスの作家リチャード・アダムズが手がけた名作児童文学です。迫りくる危険から逃れるため、野生のうさぎたちが安住の地を目指していく冒険物語で、過去に何度も映像化されてきました。

 同じくうさぎを主人公に描いた『ピーターラビット』も、人間に捕まったピーターのお父さんがパイにされてしまうなど、なかなかにエグい世界観でしたが、『ウォーターシップ・ダウンのウサギたち』はその比ではありません。野うさぎたちの冒険を描きつつ、その先に待ち受ける苦難や残酷な現実などが容赦なく紡ぎ出されているのです。

 なかでも日本で1980年に公開されたアニメーション映画は、うさぎアニメにあるまじきバイオレンス描写や流血表現が満載でした。うさぎたちによる血みどろの戦いが繰り広げられたり、土のなかで生き埋めとなったうさぎたちの様子がおどろおどろしく描かれていたり、大人が観てもトラウマになりかねない場面のオンパレードです。

 実際の作品を観た人からも「とにかくうさぎたちが無残に死にまくるすごい映画」「生き埋めになったうさぎの姿が今でも忘れられない」「予想以上にバイオレンス。同時に心打たれる名作でもある」といった声があがっていました。

●サイケデリックなにゃんこロードムービー『ねこぢる草』

 1980年後半から1990年前半にかけて不条理ギャグマンガブームが巻き起こるなか、ひときわ異彩を放っていた作品が『ねこぢるうどん』です。子猫の姉弟である「にゃーこ」と「にゃっ太」を主人公とした1話完結型の物語で、これをもとに製作されたオリジナルビデオアニメーションが『ねこぢる草』でした。

 その内容は、死神に魂を半分奪われた姉「にゃーこ」を救うため、「にゃっ太」が半死人となった姉を連れて旅をするというロードムービー風のストーリーです。映像作品としてまとまるように一応ストーリーがあるにはあるのですが、原作マンガの不条理ギャグな雰囲気がしっかりと受け継がれており、その作風は非常にサイケデリックでした。

 サーカスの演目として女性の身体を切断したり、その切断された身体の部位が宙を舞ったり……。かと思いきや次の瞬間には豚と一緒に船に乗っていて、豚をさばいてとんかつを作り、なぜかその豚も自分の肉で作ったとんかつをおいしそうに食べるなど、まるで風邪を引いたときに見る悪夢のような支離滅裂なシーンが延々と映し出されていきます。おまけに登場人物たちのセリフはほとんどなく、最初から最後まで独特な雰囲気のまま物語が進むため、いわば「電子ドラッグ」のような作品だといっても過言ではないでしょう。

 ちなみに同作は、湯浅政明さんが脚本や演出、作画監督として携わっていることでも有名です。湯浅さんといえば『マインド・ゲーム』や『犬王』など、独自のアニメーション表現が光る作品の名手ですが、『ねこぢる草』も約30分の尺に湯浅ワールドがギュッと詰め込まれているので、ぜひチェックしてみてください。

【画像】「閲覧注意」の動物アニメといったらやっぱりコレ? アメリカ生まれのキュートスプラッター(5枚)

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