【漫画】PCのキーボードの気持ちに「ごめんなさい!」 エンターキーはボロボロ…
パソコンのキーボードを擬人化した創作マンガがTwitterに公開され、大きな話題に。さまざまなメディアで取り上げられた作品について、作者のチャロスさんにお話を聞きました。
キーボードに対し「ごめんなさい…」と謝る人たち

日々、忙しくパソコンで仕事をしている人であれば共感してしまうマンガが、Twitterに公開されて話題になっています。パソコン作業中の男性は強くキーボードを叩きつけ、特にエンターキーはボロボロ……。
マンガの作者であるチャロスさん(@Cha_ros)に、作品についてのお話を聞きました。
ーーチャロス様がマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
マンガを描き始めたきっかけは、小学2年生の時に友達にポケモンの絵を褒められたことです。その後、親に「週刊少年ジャンプ」を見せられたこともあって絵を描く仕事があるということに魅力を感じ、小学生の頃はよく折り紙の裏にマンガを描いていました。
ーー『パソコンのキーボードに命を吹き込むとこうなります。』の物語が生まれたきっかけはありましたか?
オフィスでパソコン業務をしていると、自分を含め一仕事終える時にエンターキーを強く叩くクセがあることに気付きました。そこから、「エンターキーって擬人化したらボロボロじゃないか?」と思ったのがきっかけです。
ーー『パソコンのキーボードに命を吹き込むとこうなります。』はさまざまなメディアで取り上げられ、大きな話題になりました。お気持ちをお聞かせ下さい。
自分の作品を選んで、第三者の方がメディアで細かく解説してくれるというのは、なんとも言えないうれしさがありますし、「見つけてくれてありがとうございます」と素直に感謝したいです。ただ、今回のは勢いだけで描いた部分が大半なので、改めて見て恥ずかしい気持ちにもなりました……。
ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。
どの感想もうれしいですが、コメント付きリツイートでいろんな人がキーボードに謝っていたのが面白かったです(笑)。あと、親がLINEのタイムラインで「着眼点が良い!」って言っていたのがうれしかったです(笑)。

ーー他にも多くの創作マンガを公開なさっています。ご自身が気に入っているもの、反響が大きかったものを教えて下さい。
2019年5月くらいから『つんつん』という、男子高校生が隣の女の子につんつんされて鼻血を出すマンガ(笑)をシリーズで描いていたんですけど、その作品で9月に商業デビューさせていただけたので特に印象深いです。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
根底には「色んな人を笑わせたい、泣かせたい、心をざわつかせたい」という思いがありますので、その気持ちを主軸に挑戦的なマンガを描いていきたいです。あとは自分にしかない観点をぶらすことなく、作品作りしていけたらなと思います。次はお菓子の食べカスに苦しむキーボードたちとか描いてみようかな……(笑)。
(マグミクス編集部)