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「ユキユキの実」の隠されたポテンシャル 『ワンピ』実は最強クラスだった?

「パンクハザード編」で登場したドンキホーテファミリー幹部のモネ。鳥の腕と足を持つ「ユキユキの実」の能力者ですが、作中ではロロノア・ゾロにあっさりと斬り伏せられてしまいました。しかし能力のポテンシャルを考えると、最強クラスに君臨していてもおかしくはなかったはず。もしも使い手が別だったなら……。

実は最強クラスかもしれない「ユキユキの実」

画像は「ONE PIECE ワンピース 16THシーズン パンクハザード編 piece.8」(エイベックス・ピクチャーズ)
画像は「ONE PIECE ワンピース 16THシーズン パンクハザード編 piece.8」(エイベックス・ピクチャーズ)

「グラグラの実」「イトイトの実」「ピカピカの実」「ゴロゴロの実」……。これらの能力は、『ONE PIECE(ワンピース)』における最強の「悪魔の実」議論で頻繁(ひんぱん)に名前が挙がる能力です。確かに作中での活躍ぶり、もともとのキャラのスペックなどを考慮しても、文句のない顔ぶれでしょう。

 ただ、もしも使い手が別だったなら、もっとポテンシャルを発揮していた能力は数多くあります。たとえば「パンクハザード編」に登場したモネの「ユキユキの実」も、あるいは最強の「悪魔の実」の一角だったかもしれません。

 モネの持つ「ユキユキの実」は、雪を自在に操る「自然(ロギア)系」の能力で、身体を雪にして普通の物理攻撃を無効化させるのはもちろん、大量の雪で壁を作り、広範囲をガードすることもできます。

 加えてモネは自身の周囲を極寒の地に変えたり、触れた相手を冷却して体力を奪ったりと、トリッキーな戦法も披露していました。実際にモンキー・D・ルフィを眠る寸前まで追い込んでいたので、相手次第では凍死に至らしめることもできるのでしょう。

 そんな攻防一体の性能と環境への影響力は、同じ「ロギア系」である「メラメラの実」を想起させます。もっとも両者がぶつかりあった場合は「メラメラの実」に軍配が上がるでしょうが、同じくらい驚異的な能力であることは間違いありません。

 にもかかわらず、モネはロロノア・ゾロにあっさりと一刀両断されてしまいました。ゾロが作中でもトップクラスの戦闘力を誇っているにせよ、「ユキユキの実」が持つポテンシャルをすべて発揮したかといわれると微妙なところです。

 当時ファンのあいだでは、「『ヒエヒエの実』とまでは言わないが、もう少し凍結能力とか駆使してればな」「使い手が違えば間違いなくもっと活躍できた」といった声が寄せられていました。

 では、モネよりも「ユキユキの実」が適任だったのは一体どのキャラだったのでしょうか。たとえば、ウソップが雪人間になったら面白いかもしれません。

「ユキユキの実」は身体を雪に変えて周囲の積雪にまぎれることができるので、狙撃の名手であるウソップの実力をより引き出せるはずです。また「見聞色の覇気」を駆使すれば、敵の動きを捉えつつ一方的に攻撃を加えられるのではないでしょうか。

 ほかにはナミも適任といえそうです。彼女は「ウェザリア」で「天候の科学」による知識を得ており、作中の誰よりも天気に詳しい人物といっても過言ではありません。現在は「魔法の天候棒(ソーサリー・クリマタクト)」から雨雲を発生させて雷撃につなげる戦法をメインにしていますが、それに「ユキユキの実」の能力を並行して使えれば、もはやチート級の戦闘力になりそうですね。

(ハララ書房)

【画像】食べたもん勝ち! 初見殺しすぎる「悪魔の実」(5枚)

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