平成初期生まれは歓喜? 今も「Switch」で遊べるスーパーファミコンのゲーム
任天堂の有料サービス「Nintendo Switch Online」に加入すれば、世代なら「懐かしい」と感じるようなSFCゲームがプレイ可能です。そのなかから平成初期生まれの筆者が独断で選んだ、小学生時代に熱中した懐かしのゲームを振り返ります。
ハイクオリティなグラフィックと個性豊かな敵キャラ
平成初期生まれの筆者のような方々は、少年時代を振り返って身近にあったゲーム機といえば、真っ先に任天堂の「スーパーファミコン(以下、SFC)」を思い出すかもしれません。学校が終わって家にいる間はさまざまなソフトに没頭し、お世話になったゲーム機のひとつです。
今となれば懐かしいシリーズが揃っていたSFCのソフトですが、近年はNintendo Switchの有料サービス「Nintendo Switch Online」に加入することで過去の名作を手軽にプレイできます。今回は、世代なら懐かしさがこみ上げる、「Switch」でプレイ可能なタイトル3つを振り返りましょう。
●『スーパードンキーコング』シリーズ(1、2、3)
SFCのソフトのなかで、アクションゲームの代表作といって過言ではない『スーパードンキーコング』シリーズは1から3まで登場しており、Nintendo Switch Onlineには全作がそろっています。
シリーズ1作目『スーパードンキーコング』のソフトは、1994年に発売されました。力自慢の「ドンキー」とすばしっこい「ディディー」の2タイプのキャラを操作して、各ステージの敵キャラや仕掛け、さらにボスステージを乗り越えながら最終ボスの「キングクルール」を目指します。ちなみに、ドンキーとディディーの目的は、「キングクルールに盗まれたバナナを取り返す」ことです。
筆者の初プレイの印象として、まず驚いたのは映像が予想以上にきれいだったことです。立体感と躍動感がある、今までに感じたことのないグラフィックに引き込まれました。
また味方はゴリラのドンキーやディディーなのに対し、敵キャラはワニやビーバー、ハチ、ヘビなど多様な生物で構成されています。マッチョなワニ、ヘルメットを被ったワニなど、個性豊かな敵キャラも引き込まれるポイントのひとつでした。さらにステージのどこかに隠しステージも用意されているため、やり込める要素も十分にあったのです。
そして続編の『スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー』(1995年)ではドンキーコングがキャプテンクルールにさらわれ、それを助けるために前作のディディー、新キャラのディクシーを操作してクリアを目指します。
『ドンキー2』でよく覚えているのは、いわゆる裏面といわれる「ロストワールド」の5ステージで、すべてクリアしないとラスボス戦にたどり着けません。真のラスボス戦である「ふたたび!キャプテンクルール」は楽にクリアできましたが、思い返してみると、ロストワールドの各ステージをクリアするのが手こずったような気がします。
そして3作目『スーパードンキーコング3 謎のクレミス島』(1996年)ではドンキーとディディーを探すため、『ドンキー2』のディクシーと赤ちゃんコングのディンキーのコンビで冒険に繰り出します。『ドンキー2』と同様に『ドンキー3』も裏面に通ずる隠しステージを出すまでに苦労した方も多いのではないでしょうか。ある箇所を何周か回ると、突如として現れるのですが、そこに行きつくまでかなりの時間を要しました。
この機会に『スーパードンキーコング』シリーズの雰囲気を思い出したい人は、1度プレイしてみてはいかがでしょうか。