「覇気」でも回避無理では? 『ワンピース』チートすぎる悪魔の実
『ONE PIECE』には、数々の「強すぎる悪魔の実」が登場してきました。特にネット上で「チート」と言われるものには、何があるのでしょうか?
「バリバリの実」はどこまで防げる?
『ONE PIECE』に登場する悪魔の実は、物語のなかでとても重要な鍵を握っています。どの悪魔の実を食べたかによって個性豊かな能力が手に入るため、読者の中で「最強の悪魔の実ってどれなの?」とたびたび議論が起こります。
ルフィが覚醒させた「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル:ニカ」や、初見殺しの能力かつ相手をはめた後の効力が凄い「ウタウタの実」「ホビホビの実」、その他分類として全体的にチート級の能力が多い自然(ロギア)系の実など、いろんな実が候補に挙がりますが、今回はいろんな観点から最強の悪魔の実は一体どれなのか、改めて考えてみましょう。
●希少性はNo.1? 再生能力でサポートポジションでは最も厄介? 「トリトリの実 幻獣種 モデル:不死鳥(フェニックス)」
最強の悪魔の実として候補に挙がるのが、元白ひげ海賊団の1番隊隊長で船医のマルコが持つ「トリトリの実 幻獣種 モデル:不死鳥(フェニックス)」です。非常に貴重な「幻獣種」と呼ばれる動物系(ゾオン系)の悪魔の実で、名前の通り不死鳥の能力を得ることができます。
青い炎を全身にまとい、不死鳥の姿になることでいかなる攻撃を受けても炎とともに再生可能です。さらに他人のダメージも治癒できる、まさに不死鳥を象徴する能力といえるでしょう。不死鳥の姿になることで、飛行能力も備わります。ちなみに飛行能力のある悪魔の実は、わずか5種類しかないと言われている貴重な能力です。
再生能力は無限ではないのですが、頂上決戦では「ピカピカの実」の能力者ボルサリーノ(黄猿)の攻撃を正面から受けても、ものの数秒で回復し反撃に転じています。さらにサカズキ(赤犬)がルフィに向けて放ったマグマ攻撃を難なく受け止めており、高い防御力を兼ね備えていることが分かります。
「ワノ国編」では、鬼ヶ島討ち入りを援護するべく大きな青い羽をはためかせたマルコが登場し、高い再生能力と防御力を活かしてルフィたちの援護を行い大活躍します。攻撃面に特化した能力ではないですが、助力者としては悪魔の実のなかでも最強で、ぜひ仲間にいてほしい存在といえるのではないでしょうか。
●シンプルな殺傷能力、危険度では1位? 「ドクドクの実」
海底監獄インペルダウンの副所長を務めるマゼランの「ドクドクの実」は、全身から毒を分泌し、自在に操ることのできる能力です。石をも溶かすほどの強力な毒で、他者はマゼランの身体に触れるどころか近づくことさえできません。
全身から出す毒は、「気体」「液体」「固体」「ゲル」などさまざまな形状で自由に操作できます。閉鎖空間のインペルダウンを支配するにはうってつけの能力で、クロコダイルやジンベエも彼からは逃げることを最優先とし、ルフィは毒で一時は瀕死状態にまで追い詰められ、黒ひげ海賊団たちまでも殺されかけました。
覇気が使えそうな強い相手にもダメージを与えた「ドクドクの実」の能力に、「マゼランのの実はチートすぎる」「LEVEL6の囚人なんて軒並み覇気を高レベルで使えそうだけど、それでも関係ないくらい殺傷能力強いんだろうな」「触れれば発動するし広範囲攻撃も可能だし、あまりに無法」といった意見があがっています。
●防御力最強? 「バリバリの実」
「インペルダウン編」ではMr.3の「ドルドルの実」が、蝋の高い強度でマゼランの毒攻撃を防いでいました。しかし、マゼランがなりふり構わず「毒の巨兵(ベノムデーモン)」を出すと、蝋ですら毒に浸食されてしまいます。
そんな「ドクドクの実」も防げるのではないかと言われているのが、バルトロメオの「バリバリの実」です。「ドレスローザ編」では、当たれば四皇さえ沈めると言われるエリザベローII世の「キング・パンチ」をバリアで防ぎました。
圧倒的強度のバリアを使って攻撃をすることも可能で、1枚までとはいえかなりの広範囲にバリアを張ることもでき、階段状や巨大な手の形などに自在に変化もさせられます。かなりの防御力を誇り、バルトロメオの前の能力者の黒炭せみ丸は、最強クラスの光月おでんの攻撃を防ぎ「『バリア』は何者も寄せ付けぬという『理屈』 破れはせん」と発言しました。
本当にどんな攻撃も無駄なのか定かではありませんが、ネット上では根強く最強説も支持されています。
(マグミクス編集部)