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高嶋政宏とミニスカ沢口靖子が合体して巨大ロボに? 「建国記念の日」に観たい特撮映画2選

2月11日の「建国記念の日」にぴったりの実写映画を2本紹介します。三船敏郎さん主演作『日本誕生』と、高嶋政宏さん主演作『ヤマトタケル』です。どちらも日本神話に登場するヤマトタケルを主人公にした大冒険ファンタジーです。映画史的には埋もれ気味の両作ですが、特撮シーン満載で、いま観ても充分に楽しめる作品です。

「日本神話」をモチーフにした冒険ファンタジー

「ヤマトタケル [東宝DVD名作セレクション]」 (C)TOHO CO., LTD.
「ヤマトタケル [東宝DVD名作セレクション]」 (C)TOHO CO., LTD.

 2024年2月11日(日)は「建国記念の日」です。かつては「紀元節」と呼ばれた、国民の祝日です。日本がどのようにして誕生したのかは諸説ありますが、この機会に日本の国づくりが始まった時代に、映画を通してタイムトリップしてみるのはどうでしょうか。

 東宝は『日本書紀』や『古事記』などで描かれている「日本神話」をモチーフにした実写映画を2本つくっています。「世界のミフネ」こと三船敏郎さんが主演した『日本誕生』(1959年)と、そのリメイク作ともいえる、高嶋政宏さんが主演した『ヤマトタケル』(1994年)です。

 どちらも特撮シーンが満載で、巨大怪獣も登場する、ヒロイックな冒険ファンタジーとなっています。日本国民なら一度は観ておきたい、両作の見どころを紹介します。

目からビームを発射する『ヤマトタケル』

 あまりにも奇想天外すぎて、ネット上でさまざまなレビューが飛び交っているのが『ヤマトタケル』です。「平成ゴジラ」シリーズの大河原孝夫監督と川北紘一特技監督とのタッグ作です。

 主人公のヤマトタケル役は、『ガンヘッド』(1989年)や『ZIPANG』(1990年)などの東宝映画でおなじみとなっていた高嶋政宏さん。ヒロインとなるオトタチバナを、『竹取物語』(1987年)でかぐや姫に扮した沢口靖子さんが可憐に演じています。

 ヤマトの国の第二王子であるオウス、のちのヤマトタケル(演:高嶋政宏)は、父のケイコウ(演:篠田三郎)から疎まれ、危険なクマソ退治を命じられます。旅の途中、巫女のオトタチバナ(演:沢口靖子)と出会い、三種の神器を次々と手に入れていきます。人気ゲーム『ドラゴンクエスト』を思わせる軽快な展開です。

 強敵のクマソタケル(演:藤岡弘)を苦闘の末に倒したオウスとオトですが、その直後に巨大怪獣、クマソガミが出現。さらに海では、「クトゥルフ神話」に出てきそうな海神ムーバがふたりに襲いかかります。クライマックスでは、阿部寛さん演じる最強の敵、ツクヨミとの戦いが待っています。高嶋さんの目からはビームが発射され、ミニスカ姿の沢口さんは「かめはめ波」っぽい火の玉を放ちます。

 最後の決戦では、高嶋さんと沢口さんは合体して、巨大ロボットを思わせる「宇宙戦神(ウツノイクサガミ)」に大変身。想像を絶する国づくりバトルが繰り広げられます。東宝ならではの怪獣映画であり、『スター・ウォーズ』(1977年)を思わせるソードアクション、「スーパー戦隊」、「宇宙刑事」シリーズからの影響も感じさせる、特撮ドラマの「満漢全席」のごとき趣きとなっています。

 日本は「表現の自由」が認められている国であることを、ここまで実感させてくれる映画はそうそうないでしょう。三部作構想もあったそうですが、1作だけで終わってしまったのが残念です。第2、第3作が制作されていたら、さらに驚く日本史になっていたかもしれません。

【画像】え、実写版ガンダム!? こちらが高嶋政宏出演の異色作です(6枚)

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