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「え、もう死んだの?」「操作ムリ…」即死が当たり前のファミコン主人公3選

プレイ開始で「即死」 道中のハードルが高すぎる

ファミコン用ソフト『トランスフォーマー コンボイの謎』のタイトル画面 (C)TAKARA 1986
ファミコン用ソフト『トランスフォーマー コンボイの謎』のタイトル画面 (C)TAKARA 1986

●『ドラゴンズレア』

 主人公・ダークが、さらわれたダフネ姫を救出するのが目的の『ドラゴンズレア』は、1991年にエピック・ソニーレコードから発売されました。1983年からアメリカで稼働していたアーケードゲーム『Dragon’s Lair』をもとに開発されたタイトルです。

 ジャンルとしては、主人公を横に動かしながら、敵やトラップを突破していくアクションゲームです。このタイトルは、操作の難しさが子供たちを泣かせました。移動やジャンプ、攻撃をしようとすると、コントローラーの入力からワンテンポ遅れて反応します。しかも、ジャンプするには十字キーの「上」ではなく「斜め上」を押さなくてはなりません。

 さらには、この主人公もなかなかの虚弱体質です。当たり判定が大きく、敵だけでなく、一見なんでもなさそうな扉に触れるだけで、一発で死んでしまうのです。かといって、即死せずにHPが少し減るだけという敵もおり、「いつ死ぬのか分からない」のも難易度が高く感じる要因でした。ネット上には「お金返せと思った」「もう二度とやりたくない」などの声も見られ、苦い思い出を持つ人が多いゲームです。

●『トランスフォーマー コンボイの謎』

 地球の平和を守る軍団「サイバトロン」が悪の組織「デストロン」を倒すための戦いを描いた『トランスフォーマー コンボイの謎』は、1986年にタカラ(現:タカラトミー)から発売されました。「クソゲーのパイオニア」ともいわれる作品で、特に初めてプレイする場合、開始数秒で死んでしまうことがほとんどです。

 物語はゲームの主人公・ウルトラマグナスが、サイバトロン軍総司令官に任命されるところから始まります。デストロンを倒すため、数々のステージをプレイしていくのですが、敵に少し触れただけで死んでしまうというシビアなゲーム性が特徴です。「クソゲー」と呼ばれるほど難易度が高すぎるゲームとしては、ここまでは割とよくある仕様かと思いますが、注意すべきポイントがあります。

 それは、敵が撃ち込んでくる弾が小さいうえに、ステージ背景が同化していてよく見えず、開始早々に被弾してしまうという点です。本作が「初見殺し」といわれる理由はまさにこの点で、プレイヤーは慎重かつ繊細な動きが求められます。

 これには苦戦した人も多く「死にゲーすぎて根気が必要」「理不尽なレベルの高さに泣いた記憶がある」などの声が見受けられました。しかし「ボスにたどり着くまでの道中が難しいだけ」「実際の対戦はそこまで難易度が高くない」といった声もあり、ステージによって難易度に差があるようです。

 プレイに自信がある人にとって、上述した3作のような即死ゲームは逆に熱中してしまうのではないでしょうか。みなさんは「即死ゲー」と聞いて、どのファミコンソフトを思い浮かべますか。

(LUIS FIELD)

【画像】え、弱すぎ! こちらが即死しちゃう虚弱体質の主人公です(5枚)

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