「魔法少女の鬱展開」はもうイヤ! 頭を空っぽにして楽しめるアニメ3選
最近の魔法少女アニメは、鬱展開になる作品も少なくありません。かわいい魔法少女ものだと思ったら、推しキャラが死んで「こんなはずじゃなかった!」と裏切られた経験もあるでしょう。そこで今回は、純粋に笑って楽しめる魔法少女作品を振り返ります。
平和で笑える魔法少女アニメ

魔法少女系のアニメといえば、かわいいビジュアルに癒やされる作品と考えるでしょう。しかし、最近では『魔法少女サイト』『魔法少女まどか☆マギカ』などのように、かわいいキャラの死が描かれて鬱展開になる作品も少なくありません。そこで今回は平和で笑える魔法少女アニメを振り返りましょう。
●『大魔法峠』(2006年4月~放送)
大和田秀樹先生の同名マンガが原作の『大魔法峠』は、魔法よりも関節技が得意な少女が主人公です。主人公の田中ぷにえ(CV:佐藤利奈)は魔法の国から、修行で地球の学校に転校してきました。聖魔法王国のプリンセスである彼女は、関節技で試練を乗り越えていきます。
魔法少女でかわいい見た目のぷにえが魔法に頼らず、豪快な肉体言語で悪を倒していく姿に惹き込まれたファンは多いでしょう。パロディが豊富だったり、オープニングの歌詞や映像にブラックジョークがあったりして、自然と笑顔になれる作品です。視聴者からは「主人公がまともじゃなくて面白い」「中毒性の高いギャグアニメだった」などの声があがっており、多くの人を楽しませた様子がうかがえます。
『大魔法峠』はAmazon プライム・ビデオやU-NEXTなどで視聴できます。
●『六畳間の侵略者!?』(2014年7月~放送)
健速先生のライトノベルが原作の『六畳間の侵略者!?』は、笑える魔法少女系アニメです。高校生になってひとり暮らしを始める里見孝太郎(CV:中村悠一)のところに、侵略者がやって来て戦いが繰り広げられる作品です。
彼は六畳一間の「ころな荘106号室」に住み始めましたが、106号室を狙ってさまざまな人物が現れます。「魔法少女レインボーゆりか」を名乗る虹野ゆりか(CV:大森日雅)は、そのひとりです。魔法少女らしく大きな杖を持っていますが、どこか抜けた部分があるため、里見やほかの侵略者からはコスプレ少女と扱われています。
本作は106号室をめぐって、里見が魔法少女レインボーゆりかをはじめとした、侵略者たちとのハーレムが描かれます。アニメ視聴者からは「平和でほほ笑ましい」「とにかく魔法少女がかわいかった」などの声が多いため、鬱展開は避けられるでしょう。
『六畳間の侵略者!?』はAmazon プライム・ビデオやHuluで視聴可能です。
●『魔法少女俺』(2018年4月~放送)
『魔法少女俺』は、魔法少女に変身したら「予期せぬ姿」に変わるという展開で笑顔になれる作品です。駆け出しのアイドルとして奮闘する主人公の卯野さき(CV:大橋彩香)は、トップアイドルである御翔桃拾(CV:豊永利行)に憧れています。
ある日、桃拾が妖魔に襲われていたため、さきは大切な人を守りたいと願って魔法少女に変身しました。ところが、変身した姿は魔法少女のような服装を着た筋肉質の男だったのです。そして「魔法少女オレ」と名乗り、肉体攻撃で妖魔と戦います。
普段はかわいいさきがムキムキの魔法少女姿になる本作に対し、ネット上では「脳みそを空にして楽しめた」「笑って楽しめた」など、何も考えずに視聴を楽しんだファンの声が集まっています。
毛魂一直線先生の同名マンガが原作の『魔法少女俺』はAmazon プライム・ビデオやDMM TVなどで視聴可能です。
かわいいビジュアルで癒やされると思って見始めたら、キャラが死亡する鬱展開は悲しくなるものです。純粋に楽しく笑える魔法少女作品を見たい場合は、上述したアニメを視聴してみてはいかがでしょうか。
(LUIS FIELD)