「ワンピ最終回」を示唆する重要ヒント? 「最後が一番…」発言が意味するものとは?
最終章に突入した人気マンガ『ONE PIECE』の今後の展開は、ファンにとって最大の関心事かもしれません。壮大な物語がどのようなラストを迎えるのか、作者の尾田栄一郎先生の過去のコメントを踏まえながら、ファンによる考察を見ていきます。
最終回に関係しそうな尾田先生の過去発言に注目!
マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』は最終章に突入し、どのような最終回を迎えるのかは誰もが気になるところです。さまざまなメディアで作者の尾田栄一郎先生は「最終回がどうなるのか」という質問を受けており、その回答はファンの注目を集めました。
そこで尾田先生の過去の発言や、ネット上に投稿されたファンの意見を交えつつ、最終回の展開について予想します。
2022年7月18日、尾田先生は『ONE PIECE』公式Twitter(現「X」)にて「最後が一番盛り上がるマンガを描いてみたいな…!」とコメントしています。
尾田先生は、子供の頃からこのイメージを持っていたそうで「最後が一番盛り上がるマンガ」に対して強い想いを抱いているようでした。
さらに尾田先生は「『ワノ国』編を締めまして、だいたい下ごしらえが終わります。(下ごしらえが終わるのに)25年かかりました」と続けており、ここから先の物語が「本番」であることを示唆しています。
そして尾田先生は、ルフィをはじめ、世界中の海賊たちが追い求める「ひとつなぎの大秘宝」についても、2019年1月9日に放送されたTV番組『ホンマでっか!?TV』のなかで言及しました。
そのとき尾田先生は「ひとつなぎの大秘宝」とは、「家族の絆」や「エースが生き返る」といったものではないと断言しています。
また、2014年7月22日に発売されたムック本『さくらももこ編集長おめでとう』に掲載されたさくらももこ先生との対談でも、『ONE PIECE』の最後に関するヒントがありました。
さくら先生から「『ONE PIECE』の最後」について質問された尾田先生は、「あれだけがんばって冒険したんだから、キチンとごほうびはあげないと」と答えており、一部のファンからは「『ひとつなぎの大秘宝』はなんらかの『モノ』なのではないか」との声もあがりました。
それに「作中の登場人物から飛び出した発言もヒントになっているのでは?」と注目するファンもいます。
たとえばコミックス61巻603話で、若き日のゴール・D・ロジャーがシルバーズ・レイリーに言った「おれと一緒に世界をひっくり返さねェか!!?」というセリフから、「最終回では、現在の『ONE PIECE』の世界がすべてひっくり返るのではないか」と考察する人も多いようです。
現在は天竜人が世界を支配していますが、『ONE PIECE』の世界制度がひっくり返ることで天竜人の支配から人びとが解放され、ルフィが新たな世界の王になるのではないか、といった予想です。
ルフィは過去に「この海で一番自由な奴が海賊王だ!」と発言しており、このセリフも最終回への伏線になっているのかもしれません。