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ファミコンの「IIコン」が取り合いに! マイク機能にイライラ&大興奮した懐かしゲーム

1983年に発売されたファミコンには、マイク機能付きのコントローラーが付属していました。このマイクは「伝説のクソゲー」と呼ばれたタイトルや、名作アニメのゲームなどで使用されていたのです。どのように使用されていたのか見ていきましょう。

ゲームの幅を広げたマイク付きのコントローラー

上がファミコンのIコン、下がIIコン。IIコンにのみマイクが付いている(マグミクス編集部撮影)
上がファミコンのIコン、下がIIコン。IIコンにのみマイクが付いている(マグミクス編集部撮影)

「ファミリーコンピュータ」(以下、ファミコン)には、ふたつのコントローラーが付属しています。IIコントローラー、通称「IIコン」には、ボリューム調節のスイッチがあるマイク機能もありました。現代のスマホのように音声の認識はできないものの、一定以上の音量が入力されたかどうかが判別できました。

 当時の子供たちにとってマイクは珍しいものでした。「何が起こるんだろう」と、夢中でIIコンに向かって叫んだ記憶のある人もいるでしょう。数は多くなかったものの、マイク機能を取り入れたゲームもリリースされました。本記事では、マイク機能がゲーム中でどのように使用されていたのかを振り返ります。

 マイク機能を取り入れたゲームとして忘れられないのは、タレントのビートたけし氏が監修し、1986年に発売された『たけしの挑戦状』(タイトー)でしょう。本作のストーリーは、サラリーマンが財宝を求めて旅立つというものです。

 裏技だけでなく、本編のイベントをクリアするために、マイクを使うシーンがいくつかありました。代表的なものとして、カラオケスナック「あぜみち」でカラオケを歌う場面があります。IIコンのマイクで歌い、高評価が得られたらクリアできるというもの。しかし、音符や音を出すタイミングの表示がなかったので、当時の子供たちは苦戦しました。ゲームをクリアするためにIIコンのマイクが必要であることに、驚かされた人も多かったことでしょう。

 また、裏技でIIコンのマイクが使われたタイトルに『バンゲリングベイ』(ハドソン)があります。

 本作は空母で補給を受けながら、自機のヘリコプターで工場を爆撃するシューティングゲームです。当時流れていたTVCMでは「ハドソンと叫ぶとなにかが起こる」といわれていました。実際に対戦モードでマイクに向かって叫ぶと、IIコン側の味方機が登場してIコン側に攻撃を仕掛けてきます。この裏技を知っていればIコン側が圧倒的に不利になるので、子供たちの間ではIIコンの取り合いが起こっていました。

 同じくマイクを使った裏技があったのが『ドラえもん』(ハドソン)です。本作はドラえもんを操作して、「開拓編」「魔境編」「海底編」の3つのステージをクリアしていくアクションゲームです。

 マイクを使用した裏技のなかには、原作の設定を連想させるものがあります。ジャイアンが仲間にいる際にIIコンのマイクに約3秒間叫ぶと、画面上の敵を一掃できるのです。ひどい悪声で歌うジャイアンのキャラが活かされています。

 現代では音声認識技術が当たり前になり、音量だけでなく言葉まで認識されるようになりました。ここまでの技術がまだないファミコン時代に、「音声」をゲームに活かそうとした制作者たちの発想力に驚かされます。

(LUIS FIELD)

【画像】え、ファミコンでカラオケ? これが「伝説のクソゲー」のマイク使用シーンです(4枚)

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