「後半からが本番」の声があがる23秋アニメ 「離脱組は損してる」「わざわざ観る価値あり」
最初の数話だけを視聴して、好みの展開では無かったり、時間が無くなって見るのを諦めてしまったりした秋アニメがある方も多いのではないでしょうか。しかし、後半まで見ることで、面白さを実感できる作品もあります。
6話目からの強敵との戦いを見てほしい?
豊作ぞろいといわれる2023年秋アニメが終了しましたが、冬アニメでも連続して放送している『葬送のフリーレン』や『薬屋のひとりごと』など、人気作品が話題を集めました。そんな秋アニメのなかで、数話見て視聴を諦めたり、時間がなくて見られなくなってしまったりした作品も多いのではないでしょうか。本記事では、後半以降にさらに盛り上がりを見せ、「最後まで観なきゃもったいない」という声があがった秋アニメを振り返ります。
●『ラグナクリムゾン』
2023年10月7日より放送されている『ラグナクリムゾン』は、竜を狩ることで報酬をもらう「狩竜人」のラグナが、絶対的な強者である「竜」と戦う姿を描いたファンタジーアニメです。狩竜人としてはかなり弱かったラグナですが、未来の自分から強力な力を引き継いで、竜と戦います。
1話目が1時間弱あるので視聴にすこし抵抗がある人もいるほか、上位竜との戦いを描いた5話目までは「シリアスな話なのに重みが感じられない」といった意見もあり、視聴を諦めた人が多いようでした。
ただ、6話目からはこれまで戦っていた上位竜の王であり、王国を滅ぼす準備をしている翼の王こと「アルテマティア」との戦いが始まり、どんどん設定も加わり展開が面白くなっていきました。
そんな6話目以降の面白さにSNS上では「秋の大穴アニメだったわ」「6話くらいからどんどん面白くなっていくのなんなん」「急に面白くなった」との声があがっています。
『ラグナクリムゾン』は「Amazon Prime Video」「Hulu」ほかで配信されています。また、2クール連続で、MBXやTOKYO MXにて放送中のため、2024冬アニメとしても注目したい作品です。
●『アンダーニンジャ』
『アンダーニンジャ』は花沢健吾先生の同名マンガが原作で、およそ20万人の忍者が潜伏している現代の日本を舞台に、政府直轄の忍者組織である「NIN(National Intelligence of NINJA)」と、敵対するもうひとつの忍者組織「UN(アンダーニンジャ)」の戦いが描かれました。
主人公の雲隠九郎(CV:坂泰斗)は「NIN」に所属していますが、組織内で末端の忍者であったため、仕事がなくニート同然の生活を送っていました。同作の物語序盤は、九郎と、彼の住んでいるアパートの住人たちのシュールな日常が展開されます。その独特な空気感や飄々(ひょうひょう)として自由な九郎をはじめとする個性豊かな登場人物が面白いと話題でしたが、話が過去にさかのぼったり、現代に戻ったりと時系列がかなり入り乱れるため、話を理解できずに離脱する方も多かったようです。
そんな、同作は「9話目から急に面白くなる」という声が多数挙がっていました。入り乱れる時系列で理解できなかった物語が徐々に結びついていく展開に、内容が面白いと夢中になる視聴者が多かったようです。
ネット上では「最初は説明や過去と現在を行き来する構成で分かりにくい感じはあったがここにきて化けてきた」「前半と後半で全然違う話みたい」と多くの視聴者が後半の展開に驚きを隠せないようでした。また、ネタバレしないため詳細は触れませんが、最終回での衝撃的な展開も見逃せません。
『アンダーニンジャ』は「Amazon Prime Video」「Hulu」ほかで配信されています。