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『翔んで埼玉』で注目の埼玉県、2019年の締めくくりは『シャドバ』世界頂上決戦

映画『翔んで埼玉』の大ヒットをきっかけに話題となり、2019年に全国から注目を集めた埼玉県ですが、今年の締めくくりとして、スマホゲーム『シャドウバース』の世界一を決定するeスポーツ大会がさいたま市大宮区の「ソニックシティ」で開催されます。eスポーツイベントと埼玉県の連携で、どのような魅力を発信していくのか、関係者に話を聞きました。

優勝賞金1億1000万円、ファンが熱狂するゲームの頂上決戦

2018年開催の「シャドウバース ワールドグランプリ 2018」優勝者のfeg選手(画像:Cygames)
2018年開催の「シャドウバース ワールドグランプリ 2018」優勝者のfeg選手(画像:Cygames)

 2019年もあとわずかですが、2月に公開された映画『翔んで埼玉』の大ヒットで全国的な注目を集めた埼玉県を舞台に、大規模なeスポーツイベントが12月27日(金)に開催されます。

 その大会とは、Cygamesが開発、運営するスマートフォン用トレーディングカードゲーム『シャドウバース』の世界王者決定戦、「シャドウバース ワールドグランプリ 2019 グランドファイナル」。会場のソニックシティ(さいたま市大宮区)を運営する埼玉県産業文化センターが共催、埼玉県も後援を行っています。

 シャドウバースは2016年6月のサービス開始以来、累計ダウンロード数2200万を突破。国内外の多くのプレイヤーに支持され、アニメ化も決定している大人気ゲームです。もともとeスポーツ競技を念頭に置いた設計がなされ、国内では賞金制eスポーツ大会「RAGE」の種目として採用されているほか、Cygames主催の「全国高校生シャドバ甲子園」など多数の大会が開催され、プロリーグ「RAGE シャドウバース プロリーグ」も2018年に発足しています。

「シャドウバース ワールドグランプリ 2018」の対戦の様子(画像:Cygames)
「シャドウバース ワールドグランプリ 2018」の対戦の様子(画像:Cygames)

 海外でも、中国、韓国、東南アジア・オセアニア、アメリカをはじめ各地域で大会が開催されています。今回開催される「シャドウバース ワールドグランプリ 2019」は、国内外の公式大会の優勝者など24人が出場し、2019年度の世界一プレイヤーを決める大会です。

 優勝者には賞金1億1000万円が贈られるという、eスポーツ界屈指の大イベントを埼玉県が支援することで、ゲーム好きのファンやeスポーツ関係者などからも注目が集まりそうです。支援の経緯について、埼玉県の担当者は次のように話します。

「ソニックシティを管理運営する埼玉県産業文化センターが今年3月に企画・実施したイベント『埼玉ゲームシティ』がきっかけでした。主催のCygames様から、世界大会の開催にあたり埼玉の魅力発信に協力したいというお話をいただきました。

 eスポーツを楽しみ、イベントに参加される方は若年層の方が多いと聞いています。『若年層の方にいかに埼玉の観光や物産の魅力を知っていただき、訪れて、楽しんでいただくか』という本県の課題解決にもつながることから、イベントを後援させていただくこととなりました」

 一般的に、行政が特定の企業やeスポーツタイトルを応援することは難しいが、そのなかでも、県の魅力発信につながるイベントとのコラボは積極的に実施したい考えだといいます。

【画像】熱戦必至?!『シャドウバース』世界頂上決戦の様子と、埼玉コラボの数々(8枚)

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