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『ワンピ』「ユキユキの実」って実は強かった? 防御面ではトップを争えるレベルか

『ONE PIECE(ワンピース)』ファンの間では、たびたび「最強の『悪魔の実』は何か?」という議論が起こっています。そのなかで、意外にも「最強候補」としてささやかれているのが自然系の「ユキユキの実」です。なぜ「ユキユキの実」が最強といわれるのでしょうか。

「ユキユキの実」のポテンシャル

ユキユキの実の能力者・モネが表紙の「ONE PIECE ワンピース 16THシーズン パンクハザード編 piece.8」(エイベックス・ピクチャーズ)
ユキユキの実の能力者・モネが表紙の「ONE PIECE ワンピース 16THシーズン パンクハザード編 piece.8」(エイベックス・ピクチャーズ)

『ONE PIECE(ワンピース)』を語るうえで必要不可欠な「悪魔の実」について、ファンの間では、たびたび「最強の悪魔の実は何か?」という議論が巻き起こっています。「ゴロゴロの実」や「ヤミヤミの実」など、納得の「最強候補」があがるなか、意外にも一部では「ユキユキの実」が最強候補だとささやかれているようです。本記事では「ユキユキの実」が最強だといわれる理由についてみていきましょう。

「ユキユキの実」は「パンクハザード編」で登場した敵キャラ、モネの能力です。モネは、パンクハザードで研究を続ける科学者シーザー・クラウンの秘書として登場しましたが、その正体は元王下七武海の一角ドンキホーテ・ドフラミンゴの部下でした。

「ユキユキの実」は、能力者の体を自然物や自然現象そのものに変化させ、自在に操れる自然(ロギア)系に分類される「悪魔の実」です。自然系は高い防御力や広範囲への攻撃が可能なため、ほかの超人(パラミシア)系、動物(ゾオン)系と比べて、最も強い種類といわれています。

「ユキユキの実」の戦闘能力を詳しくみると、自分の体を雪に変えることで物理的な攻撃を無効にしたり、厚い防護壁「カマクラ」を作って攻撃を防いだりと防御面に突出していることが分かります。さらに自身の周囲を極寒の地に変化させ、環境を自在に操ることで空間を支配し、敵を逃さないという点でも優れており、「自然系」ならではの能力の高さがうかがえます。

 しかし、コミックス69巻第683話でルフィがモネに「お前には全然敗ける気がしねェ!!!」と言ったことからも、能力者であるモネ自身はそこまで戦闘能力が高いわけではないようです。そんなモネは「ユキユキの実」の持つ能力をうまく使い、トリッキーな手段で攻撃を仕掛けました。たとえば、雪を刃物のように研ぎ澄ました「たびら雪 肌刀」でゾロに斬りかかったり、ルフィをホールドした状態で冷却させて体力を奪い、そのまま凍死させようとしたりしています。

 このように「ユキユキの実」は、あらゆる角度からの攻撃や防御だけでなく、空間支配も可能というポテンシャルの高さを持っています。しかしモネは、そこまで強い能力を手にしていながら、コミックス69巻687話でゾロの大技「大辰撼(だいしんかん)」により一刀両断されてしまいました。

 麦わらの一味を手こずらせたモネが、なぜあっさりと敗北してしまったのか、それは「ユキユキの実」の能力の問題ではなく、「女性に手荒なことをしない」というスタンスを持つゾロのことを見くびっていたことが原因かもしれません。

 そういった意味では、モネは作中で「ユキユキの実」のポテンシャルを完全には発揮していなかった可能性が考えられます。もしもモネの相手がゾロでなければ、戦局はまったく違ったものになっていたのでしょうか。

(LUIS FIELD)

【画像】こりゃ、強敵だ… これが実際にモネと戦ったキャラです(4枚)

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