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『ワンピ』「ゴロゴロの実」がいまだに最強な理由 「圧倒的強者」「再登場は?」

これまで『ONE PIECE(ワンピース)』に登場した、個性豊かな「悪魔の実」のなかで「最強の『悪魔の実』はどれ?」と聞かれると、「ゴロゴロの実」を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。今回は、「ゴロゴロの実」が最終章に差し掛かった現在でも「最強」枠で居続ける理由を改めて振り返りましょう。

どの分野でも最強?

エネルが表紙の『ONE PIECE Log Collection “GOD”』DVD(エイベックス・ピクチャーズ)
エネルが表紙の『ONE PIECE Log Collection “GOD”』DVD(エイベックス・ピクチャーズ)

『ONE PIECE(ワンピース)』の「悪魔の実」はキャラの能力を語るうえで外せない存在です。特に「最強の『悪魔の実』」については、ファンにとって熱く議論されるテーマのひとつではないでしょうか。そんななか、最強の「悪魔の実」として熱く支持され続けるのが「ゴロゴロの実」です。今回は、「ゴロゴロの実」の強さについて、改めて振り返りましょう。

「ゴロゴロの実」は自然(ロギア)系の「悪魔の実」で、自身の身体を雷に変化させる能力です。この実の能力者は、「ゴロゴロの実」による攻撃の威力と広範囲を盗聴できる見聞色の覇気「心網(マントラ)」を駆使して「空島」スカイピアで恐怖政治を続けていた唯一神のエネルでした。

 まず「ゴロゴロの実」の注目すべきポイントは、最大で2億ボルトという超高出力まで自在に電撃を繰り出せる、攻撃力の高さでしょう。相手を感電させるだけでなく、空島の遺跡の地盤を崩壊させていたことから、殺傷能力だけでもチートレベルということが分かります。加えて雷を自身の身にまとって巨大化したり、鳥の形にしたりなど、技の汎用性の高さも見逃せません。

 さらに「ゴロゴロの実」の汎用性は、攻撃力に留まりません。空気中に電気が伝わる速度と同等の、高速かつ自由な移動ができたり、自身が雷となって金属のなかに身を隠したりと、雷の性質を利用して戦闘で圧倒的に有利な立場になれるのです。電撃が通じないゴム人間の主人公モンキー・D・ルフィと戦ったときでさえも、電熱を利用した「電熱スピア」で善戦しました。

 そして驚くべきは、蘇生までできてしまう点でしょう。エネルはスカイピアに住む部族シャンドラの戦士であるワイパーの攻撃により一度は戦闘不能に陥りますが、能力を駆使した電気ショックによって自身に心臓マッサージを施し、蘇生しました。攻撃力、防御力、スピードに加え自己蘇生できる点は、まさに「神」と呼ぶにふさわしい能力といえるでしょう。

 2023年11月にマグミクス編集部で実施した「最強の悪魔の実」アンケートで「ゴロゴロの実」は、総投票数2223票のうち327票で第1位を獲得しました。実際に「雷の速度と攻撃範囲を見ても最強」「ゴム人間のルフィ以外は耐性がないから最強は『ゴロゴロの実』一択」といった声が多く、作中ではコミックス29巻274話で博識な考古学者のニコ・ロビンも「『無敵』と謳われる能力の一つ」と語っています。

 長きにわたり連載されてきたなかで、チートともいえる「悪魔の実」の能力者は多く登場しました。しかし初期の限定的な登場回数だったにもかかわらず、いまだに「最強」として君臨し続ける「ゴロゴロの実」は、ロビンのいう「無敵」の裏付けにもなりつつあり、エネルの再登場を期待するファンも多いです。

 今後、エネルが登場してさらにパワーアップした「ゴロゴロの実」の能力を見られる可能性はいかほどなのでしょうか。

(LUIS FIELD)

【画像】えっ、勝てん… これが最強と名高いロギア系の能力者です(8枚)

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