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2019年、アメコミファンを熱狂させた5大ニュース。新時代の扉はすでに開いてる?

2019年は、映画『アベンジャーズ エンドゲーム』、『ジョーカー』が公開され、アメコミ原作映画としては最大級のヒットとなりました。大きなシリーズの完結とともに、新シリーズや新作の発表もあいつぎ、注目される1年になったことでしょう。世界のアメコミファンにとって忘れられない、2019年のニュースをまとめて紹介します。

メモリアルイヤーに起きた、「離脱」と「合流」

「マーベル・コミックス」80周年の記念ロゴ (C)Marvel.Comic.
「マーベル・コミックス」80周年の記念ロゴ (C)Marvel.Comic.

 2019年は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』や『ジョーカー』など、アメコミ原作の話題作が劇場公開され、これまで以上にアメコミに注目が集まる1年になりました。2020年に向けて、新シリーズや新作の発表もあいついでいます。世界のアメコミファンにとって忘れられない、2019年の5大ニュースを紹介します。

●マーベルコミック& DCバットマンの「80周年」

 ひとつ目は『80周年』。2019年という年は「マーベル・コミックス」とDC「バットマンシリーズ」それそれの80周年という記念すべき年であり、多くのアメコミファンに祝福されました。

 マーベル・コミックスは80周年を記念したコミック「#1000」を発行。数多くのクリエイター陣が参加し、80ページに及ぶ大規模なコミックになり、通常の表紙とは別の希少な表紙「ヴァリアントカバー」では、スパイダーマン、キャプテン・マーベル、ブラックパンサー、アイアンマン、キャプテン・アメリカに誕生日ケーキを渡すミッキーマウスをフィーチャーした内容になっています。

 絶大な人気を誇る「バットマン」も、80周年のアニバーサリープロジェクトを世界中で展開。「バットマンの日」とされる9月21日には、渋谷のビル屋上にバットシグナルが点灯されました。

●「X-MEN」がマーベル映画として登場?

 ふたつ目は「X-MEN」シリーズのMCU合流のニュースです。2019年はディズニーによる21世紀フォックスの買収が完了。これによりフォックスで作られていた「X-MEN」などの作品がMCU(マーベルシネマティックユニバース。同一の世界観にもとづいて製作される、マーベルキャラクターの映像作品群:編集部注)に参戦することについて、現実味が増してきました。

 そのほか、「デッドプール」などもクロスオーバーした映画が今後スクリーンに登場することになるかも? と、ファンの間では期待が高まっています。しかし、それらの作品がマーベル入りを果たすのは、少なくとも2021年以降になる見通しともいわれています。

日本におけるアメコミ映画ブームの先駆けとなった、サム・ライミ監督による『スパイダーマン』(2002年) (ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)
日本におけるアメコミ映画ブームの先駆けとなった、サム・ライミ監督による『スパイダーマン』(2002年) (ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

●世界中のファンが動揺した、「スパイダーマン」離脱騒動

 3つ目は、MCUの大作映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の次に公開された『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』でさらに人気が急上昇したスパイダーマンが「MCUから離脱する」という報道です。

 マーベル・スタジオを所有する米ウォルト・ディズニーと、「スパイダーマン」の権利を所有する米ソニー・ピクチャーズの対立により、「スパイダーマンのMCU離脱が確実視された」という報道は、世界中のファンを動揺させました。

 スパイダーマン役のトム・ホランド自身も解決に動くなど、騒動は大きなニュースとなり、結果的に映画さながらの「逆転劇」でスパイダーマンのMCU残留が決定。複数の米メディアが一斉に報じるなど、記憶に残る出来事になりました。

【画像】アメコミ映画の話題尽きない2019年、忘れられない映像作品たち(8枚)

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