「殺す気か」「永遠のトラウマ」 みんなが震えた『ぬ~べ~』の最恐回といえば?
子供の頃に見たマンガやドラマのシーンがトラウマとして残り、大人になっても覚えていることもあるでしょう。90年代に子供だった人にとってはマンガ『地獄先生ぬ~べ~』は、その代表格ともいえます。この記事では特にトラウマ級との声があがる4つのエピソードを見ていきます。
90年代の子供たちにトラウマを植えつけた恐怖マンガ
![鬼の手を取り出そうとするぬ~べ~が表紙のDVD「地獄先生ぬ~べ~ VOL.1 [DVD]」(東映アニメーション)](https://magmix.jp/wp-content/uploads/2024/02/240218-nuubee-01-208x300.jpg)
90年代に可愛い絵柄ながら多くの人を恐怖に陥れたトラウマ作品といえば、1993年から1999年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていたマンガ『地獄先生ぬ~べ~』(原作:真倉翔、作画:岡野剛)を思い浮かべる人もいるでしょう。
同作はギャグやちょっとエッチな要素が含まれて読みやすいですが、幼心に恐怖を刻み込まれるような恐ろしい回も多々ありました。今回はそのなかからファンの間でよく話題にあがる、「トラウマエピソード」を見ていきます。
トラウマ級の怖い「見開きページ」があったエピソードといえば、コミックス15巻「見たら死ぬ!海難法師の巻」です。この回に登場する「海難法師」は海で死んだ霊の集合体で、その姿を見た者は死んでしまいます。主人公の鵺野鳴介(通称:ぬ~べ~)が左手に封印されている鬼の手で倒そうとしますが通用しません。
姿を見ると死んでしまうため、作中でぬ~べ~たちは目をつぶって虫の這う断崖絶壁や、吊り橋の上を逃げるしかありませんでした。そんな追い込まれた展開のなかで、ページをめくると見開きでどろどろの海難法師の顔面のアップが描かれていたのです。見たら死ぬと言われていた海難法師が突然現れたため、悲鳴をあげた読者も多いでしょう。
ほかには、妖怪や幽霊ではなく残忍な人間が恐怖をもたらしたエピソードとして、コミックス2巻「『A』がきた!の巻」も忘れられません。「A」は幽霊や妖怪ではなく、下校中の子供を狙う仮面にシルクハットとマント姿の殺人鬼です。以前は理容師だったのですが、子供のいたずらにより全身にやけどを負ってしまい、その怨みから子供を襲うようになりました。
Aは子供に「赤が好き?白が好き?それとも青が好き?」と質問し、答えた色によって殺害方法を変えていました。赤と答えれば「血まみれにして殺す」、白と答えれば「全身の血を抜いて殺す」、青と答えれば「水に沈めて殺す」という残忍なものです。
ぬ~べ~はAが人間であるため、自分の手で退治する対象ではないと判断していたのですが、自分の生徒たちが殺されかけ、鬼の手で直接彼の魂を引きはがそうとします。それでもAは怪力で抵抗し、窓から落下した後は人間の域を超えた妖怪のような存在となり街に消えていくのでした。
ターゲットが子供、もともとは普通の人間、大人たちは子供がパニックにならないようにその存在を隠している、活動時間は放課後……と、少年少女たちが恐ろしくなってしまう要素が詰まった怪物としてかなりのインパクトを残しています。

