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地味だった「ニンダイ」に任天堂ファン不安視? 「大発表前の静けさ」という見方も

任天堂の現状は、本当に不安材料だけなのか?

『スプラトゥーン3』エキスパンション・パスの「サイド・オーダー」が配信され、多くのファンを魅了している
『スプラトゥーン3』エキスパンション・パスの「サイド・オーダー」が配信され、多くのファンを魅了している

●直近だけでも、『スプラトゥーン3』DLCなどの展開に注目集まる
 確かに、そうした点に不安を感じるのも仕方ないかもしれません。しかし、任天堂の動きがないのかといえば、直近だけでもいくつかの展開を見せています。

 特に関心を集めているのが、『スプラトゥーン3』の有料DLC「エキスパンション・パス」に含まれている「サイド・オーダー」の配信です。『スプラトゥーン3』は全世界累計で1171万本もの売れ行きを記録しており、そのDLCとなれば注目されるのも当然でしょう。

 DLC単体の売上総数は明かされていませんが、2月22日に配信された「サイド・オーダー」に先駆けて公開された紹介映像は109万回も再生されており、その人気ぶりは疑うまでもないほどです。また、同時期に公開した映像「スプラトゥーン3 2024春 Fresh Season」も125万回にのぼっており、任天堂の施策は十分な効果を発揮しています。

 加えて、先月は『アナザーコード リコレクション:ふたつの記憶』を、今月は『マリオvs.ドンキーコング』が発売されています。少なくとも、ここ2ヶ月間の動きとしては、「サイド・オーダー」を含めて一定以上の動きを示しています。

●「大きな発表を控えた前の静けさ」という予測も
「大事なのはこの先だ」と考える人にとっては、来月発売の『プリンセスピーチ Showtime!』より先の展開に不安を抱いているのかもしれません。その点については、当たり前の話ですが任天堂の関係者以外は誰も知らず、よくも悪くも憶測や予想どまりの話になります。

 それを踏まえた上で、過去の展開を鑑みて明るい話を見つけるならば、そもそも任天堂は新たなタイトルの発表をあまり前倒しで行わないのが通例です。『ゼルダの伝説』のようなビッグタイトルなどは一部除きますが、長くても年内もしくは翌年発売、早ければ発表と同時に発売日もセットで公開する場合が多々あります。

 そのため現段階の動向が少なく見えても、ある日突然、怒涛の新発表を行ったりするため、いい意味で油断ができない会社です。

 また、当面の動きが乏しい理由として「スイッチの後を継ぐ、次世代機の発表が近いのでは?」と予想する声もあります。新たな作品やシリーズの新作を次世代機向けに開発しているとすれば、今現在発表できないのは当然の話です。その予想が仮に当たっていれば、現時点の予定の少なさは、むしろ期待の証と言えるかもしれません。

 ソフトメーカーラインナップとは別に、任天堂タイトルに注力するNintendo Directが近いうちに行われるのか。または、次世代機の発表が飛び込むのか。真相はまだ不明ですが、今は「朗報の前の静けさ」なのかもしれません。

(臥待)

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