「リメイクしてほしい」レトロゲーム3選 知名度低めな「隠れた名作」も
「知る人ぞ知る名作」をあなたは知っている?
続いては、ゲームボーイで1992年に発売された『カエルの為に鐘は鳴る』です。こちらは隠れた名作として有名だったりします。
本作は、『ファイアーエムブレム』シリーズで知られるインテリジェントシステムズと任天堂が共同で開発したアドベンチャーゲーム。プレイヤーはサブレ王国の王子として、誘拐されたティラミス姫を助ける旅に出ます。
ゲーム画面は一見するとRPGのような見下ろし視点なのですが、本作はアドベンチャー。ザコ敵との戦闘はオートで、自分と敵の強さによって自動で勝敗が決まります。
また、場合によっては横スクロールアクションのような画面になり、ちょっとしたアクション要素を求められることも。主人公はカエルやヘビに変身して、道中の謎を解きつつ姫のもとへと向かいます。
このようにさまざまなジャンルの要素を取り込んでおり、たとえるならばアクションがゆるい『ゼルダの伝説』のような作りです。ちょっとした謎解きやアクションを楽しみながら世界を巡るアドベンチャーというのがより正確な表現でしょう。
本作は任天堂らしからぬパロディ満載のストーリーも見どころで、「ナンテンドウ」というセルフパロディがあったり、「カザンオールスターズ」なんて音楽バンドが出てきたり、埋蔵金に夢中なコピーライター(糸井重里氏のこと)が出てきたりするのです。
短くキレイにまとまったアドベンチャーですが、いかんせん古い作品なので、リメイクしてほしいという人も多いはず。
最後は、1994年にスーパーファミコンで登場した『MOTHER2 ギーグの逆襲』です。
前述の糸井重里氏が関わった作品で、アメリカ風の世界を舞台にしたRPGになっています。ほかのRPGと異なり、食べ物が回復アイテムだったり、敵が人間や動物だったりする独特の雰囲気が特徴の作品に仕上がっています。
糸井重里氏が関わる作品だけあって、テキストが面白いのも特徴。RPGでありがちな「村の名前を教えてくれるNPC」を揶揄するようなセリフがあったり、名ゼリフもたくさん収録されています。
現在はNintendo Switchでシリーズすべてが遊べますが、シリーズの決定版といえる本作を改めてリメイクして欲しいのも事実。現代のビジュアルで描き直されたオネットやどせいさんをぜひ見てみたいものです。
『クロノ・トリガー』
(C) 1995, 2018 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.jpg,Illustration: (C) 1995 BIRD STUDIO / SHUEISHA Story and Screenplay: (C) 1995, 2008 ARMOR PROJECT / SQUARE ENIX
『カエルの為に鐘は鳴る』
(C)1992-2012 Nintendo
『MOTHER2 ギーグの逆襲』
(C)1994 Nintendo/APE inc. Scenario:(C)1994 SHIGESATO ITOI
(すすだま)