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「え…っ途中で?」「駆け足過ぎ」 終わらせ方が物議を醸したアニメ3選

毎年何十作も放送されているアニメ作品のなかには、物語が中途半端に終わるものや、原作と違う内容で終了する作品があります。今回はそんな不完全燃焼で終わってしまったアニメを振り返りましょう。

ラスボスと戦わずじまい?

「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 (1991) Blu-ray BOX」(Happinet) (C)三条陸、稲田浩司/集英社・SQUARE ENIX・東映アニメーション
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 (1991) Blu-ray BOX」(Happinet) (C)三条陸、稲田浩司/集英社・SQUARE ENIX・東映アニメーション

 アニメの最終回がどんな結末を迎えるかは、視聴者にとって重要なポイントです。なかには、ファンも予想できない結末を迎えた作品がありました。今回は「終わらせ方」が物議をかもしたアニメを振り返ります。

●『魔法陣グルグル』

 1992年から2003年まで「月刊少年ガンガン」にて連載された『魔法陣グルグル』(原作:衛藤ヒロユキ)は、1994年に最初にアニメ化されたギャグファンタジー作品です。

 本作では、魔王ギリの討伐を目指し、勇者マニアの父に育てられた少年ニケと、伝説の魔法を使う少女ククリが旅に出ていきます。道中、強敵のモンスターらと戦いながら、ふたりが成長していくのも見どころです。

 1994年版アニメの最終回45話は、驚きの展開で終わりを迎えました。目標であるギリのもとにたどり着いたニケとククリは、最終決戦を前に「やっぱりやーめた」と、戦闘を放棄してしまいます。ふたりはせっかくここまで旅してきたにもかかわらず、「もう少しレベルを上げた方が良いと思った」などといい魔王と戦わないまま帰還してしまうのです。

 ギリと決着をつけない結末になったのは、原作マンガの連載中で制作され、放送の途中で原作に追いついてしまったためのようです。32話からは原作とは違うオリジナルストーリーが始まっていました。

 驚きのラストは今でも語り継がれ、ネット上では「ギリとの戦い観たかった」「ラスボスとの戦闘がないのはさすがにゆる過ぎる」「あそこで帰るのはギャグとしては面白いけども」といった声があがっていました。

『魔法陣グルグル』は2000年にもう一度TVアニメ化されますが、こちらも原作が連載中だったため、途中からオリジナル展開となります。そして、2017年にはリメイク版が放送され、ついに原作のクライマックスまで描かれました。

●『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』

『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』は、「週刊少年ジャンプ」にて1989年から1996年にかけて連載されて今でも人気と知名度を誇る名作で、最初に1991年にアニメ化されました。

 勇者にあこがれる主人公ダイとその仲間たちは、人間世界を消滅させることを目論む大魔王バーンを倒すため、壮大な冒険の旅を繰り広げます。しかし、連載途中の91年版のアニメはコミックス全37巻中の10巻までしか描かれておらず、冒険の途中で終わりを迎えました。

 最終回となった第46話「ダイよ立ち上がれ! 勇者の道は永遠に!」では、魔王軍の竜騎将バラン(ダイの実の父)との戦いが描かれています。原作では10巻時点でダイが一度バランに記憶を消されますが、それは変更となり、ダイは苦戦するものの仲間の想いを剣に集めて必殺技「アバンストラッシュ」をきめました。

 見事バランを退かせたダイでしたが、はっきりとした決着はつかずじまいで放送は終わってしまいます。放送局のTBS側番組枠改編の都合によるものだったそうです。

 その後、『ダイの大冒険』は2020年秋から2年をかけて、完全新作として完結まで再アニメ化されました。再アニメ化では、CGと手描き作画によるアニメーションも評判を呼び、往年のファンも大いに喜ばせています。

【画像】え…っ? かっこよ!これが新アニメの方で「竜の紋章」が光る『ダイの大冒険』主人公です(3枚)

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