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初代『ポケモン』の「ミュウツー」はバランス崩壊レベルの強さ? ぶっ壊れ性能を検証

「最強のポケモン」と言われると、いったい何を思い浮かべるでしょうか? 少なくとも初代となる『ポケットモンスター 赤・緑』では、間違いなく「ミュウツー」が最強です。いえ、もはやぶっ壊れを越えた存在といえるでしょう。

初代最強のヤバ過ぎポケモン

まさしく初代では最強だった「ミュウツー」。遺伝子改造の結果として生まれたポケモンとして、恐ろしさを感じさせるほどだった (画像は筆者撮影)
まさしく初代では最強だった「ミュウツー」。遺伝子改造の結果として生まれたポケモンとして、恐ろしさを感じさせるほどだった (画像は筆者撮影)

 1996年に発売された『ポケットモンスター 赤・緑』は、RPGに通信交換・対戦の要素を持ち込んだゲームとして革命的でした。しかしさすがに昔の作品ですので、いろいろと制約があったのです。

 今やポケモンは1000種類を越える状態になっていますが、初代ではまだ151種類のみでした。もっとも、容量の少ないゲームボーイで発売されたことを考えればスゴいことではあります。

 そんな151種類のなかで「最強のポケモン」として君臨していたのは「ミュウツー」です。その強さは半端なく、今であればぶっ壊れと呼ばれることは間違いないでしょう。いえ、それ以上かもしれません。

 そもそもミュウツーが強い背景として、まだポケモンが一作品しか出ていなかったことが挙げられます。

 今やいろいろな作品が発売され、それに対応するように強い伝説のポケモンが登場しています。「ゼルネアス」や「カイオーガ」など、どれも非常に強力ですよね。

 しかし、初代ではミュウツーのほかに「フリーザー」、「サンダー」、「ファイヤー」しか存在しませんでした。これらのポケモンも(ファイヤーを除いて)強いですが、ミュウツーには勝てません。ゆえに、伝説のポケモンにおいてはミュウツー一択だったのです。

 そして、エスパータイプが非常に強い環境だったのも重要です。ポケモンはゲーム作品が続くうちにタイプが増えていったのですが、初代は「あく」、「はがね」、「フェアリー」が存在しませんでした。

 初代の環境でエスパータイプに有利だったのはゴーストタイプとむしタイプのみ。しかし、初代は技の種類が少ないこともあってどちらもほとんど有効ではなかったのです。つまり、実質的にエスパータイプの弱点はないに等しかったといえます。

 むしろ、エスパータイプが強過ぎるがゆえに『ポケットモンスター 金・銀』で、エスパータイプを無効にできるあくタイプと、半減できるはがねタイプが追加されたわけです。

 また、ドラゴンタイプも目立たない環境でした。こちらもろくな技がないので攻撃しようがなく、ますますエスパータイプが優位に立っていたのです。ただし、ミュウツーが強い理由はこれだけではありません。

【画像】えっ、強過ぎ…! これが「ぶっちぎりの性能でヤバ過ぎるポケモンたち」です(6枚)

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