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初代『ポケモン』の「ミュウツー」はバランス崩壊レベルの強さ? ぶっ壊れ性能を検証

技も能力値もまさしく「最強」! ヤバ過ぎるミュウツーの能力

ミュウツーの技はどれも高品質。「だいもんじ」を覚えさせてルージュラ対策をしたり、「はかいこうせん」で対ミュウツー性能を上げることもできた (画像は筆者撮影)
ミュウツーの技はどれも高品質。「だいもんじ」を覚えさせてルージュラ対策をしたり、「はかいこうせん」で対ミュウツー性能を上げることもできた (画像は筆者撮影)

 今のポケモンでもそうですが、いくら強いポケモンでもいい技がなければ戦いようがありません。その点、ミュウツーはまったく問題ありませんでした。

 エスパータイプの最強技「サイコキネシス」が使えるのはもちろん、初代で最も強い「ふぶき」が使えたのも大きいです。

 初代のふぶきは威力120で命中90%、さらに30%の確率で相手をこおり状態にするものでした。しかも凍ったあとそのポケモンは自然回復しません。

 今では一部のほのおタイプの技を使うと自分でこおり状態から復活できますし、もちもので回復もできます。そもそも、状態によっては凍らない可能性もあります。ですが、初代はそんなものがありませんでした。

 エスパータイプの技も最強技ふぶきも使いこなすミュウツーは、まさしく最強。おまけに「じこさいせい」も覚えるので、中途半端な技では倒すことも不可能という悪夢のような状態だったのです。

 また、ミュウツーは能力値にも隙がありません。ミュウツーはHPも高く攻撃もそれなりにあり、防御こそ少し低めですが、特攻・特防がぶっちぎりに高いステータスだったのです。

 なお、初代では特攻・特防の概念がなく、「とくしゅ」でひとまとめにされていました。あとの作品では分かれてステータスもマイルドになったのですが、そうではなかった初代では異様に能力値も高かったわけですね。

 しかもミュウツーはとくしゅを上げる「ドわすれ」という技も使えたので、まさしく鬼に金棒。まともにやって勝てる相手ではなく、当然ながら普通の通信対戦では禁止扱いのポケモンになっていました。

 しかし、これだけの強さを持っているがゆえに、当時ポケモンを遊んでいた子供たちからはカッコいい存在だと思われていたわけです。弟や友人を騙してミュウツーを奪い取ったり、ポケモン増殖バグ(通信交換中に電源を切る)でミュウツーを増やそうとしたらセーブデータが消えたりと、トラブルも引き起こすほど魅力的だったのです。

 今は「強いポケモン」というといろいろな存在を思い浮かべますが、やはり初代ならばミュウツーです。文句なしにぶっちぎりの強さでした。

(すすだま)

【画像】えっ、強過ぎ…! これが「ぶっちぎりの性能でヤバ過ぎるポケモンたち」です(6枚)

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