五老星の過去に驚きの考察も? 『ワンピ』情報量多すぎな最新展開がトレンド入りに
『ONE PIECE』第1110話では、謎に包まれていた五老星の正体が次々に明かされ、ファンから大反響を呼んでいます。
ファンも驚きの五老星の正体とは?
2024年3月18日に発売された「週刊少年ジャンプ」の『ONE PIECE』第1110話では、世界政府最高権力である五老星の「正体」が次々に明かされ、五老星に関するワードがXでトレンド入りするなど、大きな反響を呼んでいます。その驚きの姿に、読者はどんな反応を見せたのでしょうか。
※この記事では『ONE PIECE』の単行本未収録の内容に触れています。
世界貴族の最高位に位置する五老星の面々が初登場したのは、コミックス25巻第233話でした。彼らは長らく聖地マリージョアにいる姿しか描かれず、個人名も分からない状態が続きます。
しかし、最終章の「エッグヘッド編」に突入してからは、それぞれの個人名が明らかになり、なんらかの恐るべき戦闘力を持っていることも明らかになりました。さらに、最初に単独で動いた五老星のひとりジェイガルシア・サターン聖は、バーソロミュー・くまへの非道なふるまいも明らかになり、ネット上で「鬼畜すぎる」「どんどん怖く見えてきた」「悪魔か」と話題になっています。
さらに、サターン聖はエッグヘッドにて恐ろしい怪物のような姿に変身し、ギア5になったルフィが攻撃してもダメージを負わず、さらに天才科学者Dr.ベガパンクに致命傷の攻撃を食らわせました。
そして、ベガパンクが世界に向けて何かを発信しようとするなかで、それを阻止しようとサターン聖は残り4人の五老星を呼び寄せ、ついに彼らの「正体」が明かされたのです。黒いイナズマと一緒に魔法陣のようなもののなかから現れた五老星たちは、それぞれ怪物の姿に変身しており、その場にいた人びとを驚かせていました。
サターン聖は「牛鬼(ぎゅうき)」、マーカス・マーズ聖は怪鳥「以津真天(いつまで)」、トップマン・ウォーキュリー聖は巨大な猪の怪物「封き(ほうき、きの漢字は『豕+希』)」、イーザンバロン・V・ナス寿郎聖は「馬骨(ばこつ)」、さらにシェパード・十・ピーター聖が「サンドワーム」と、それぞれが伝説上の妖怪、怪物に姿を変えた姿が描かれています。
SNS上では「(五老星の姿が)他の動物(ゾオン)系の能力者たちと一線を画す異質感がある」「これって悪魔の実の能力を覚醒させたってこと?」「悪魔の実の能力ではなく、怪物そのものが五老星の正体なのでは?」など、読者にとっては多くの疑問が生まれたようです。なかでも特に異質なサンドワームは、一時Xでトレンド入りしていました。
また、一部のファンの間では、この怪物たちのモチーフはそれぞれ牛(牛鬼)、鳥(以津真天)、豚(封き)、馬(馬骨)、蚕(サンドワーム)という「家畜の生物」ではないかという考察も生まれ、注目が集まっています(「サンドワーム=蚕」への疑問の声もありましたが)。
「怪物のモチーフがすべて家畜動物なのは、五老星が元奴隷だったことの暗示?」「イム様にとっては五老星は家畜みたいなものって意味では」「もしかして世界政府ができる前の『ある巨大な王国』では奴隷、家畜みたいな扱いを受けてて、その後下剋上したのかな」「サターン聖とかピーター聖とか貴族とは思えないような古傷負ってるし、奴隷時代に付けられたのかもしれん」「ガチの家畜生物たちが『ヒトヒトの実 幻獣種』を食べたのが五老星なのでは」といった考察が出ていました。
さらに、未登場の家畜の動物として「羊」「山羊」などがいます。五老星のさらに上に君臨する謎の人物、イム様の正体が人間の身体に山羊の頭を持つ悪魔「バフォメット」ではないかと予想する声もありました。まだまだ謎だらけの五老星、イム様ですが、彼らは一体何者なのでしょうか。今後の展開から目が離せません。
(LUIS FIELD)