NINTENDO64に堂々とついていた「謎の端子」 使うには「勇気」が必要だった?
NINTENDO64に備わった「謎の端子」の秘密とは?「はがさないでください」と書かれた警告シールを前に躊躇した1999年の冬にさかのぼり、ゲームを通して一歩を踏み出すことができた当時の体験談を振り返ります。
『ドンキーコング64』を遊ぶために必須だった「メモリー拡張パック」

1999年の冬。筆者は毎日遊んでいたゲームハード「NINTENDO64」(以下、64)を前にし、ある迷いを抱えていました。と言うのも、それまで大切に扱ってきた64本体に、自己責任で手を加えなければならなかったからです。
任天堂が開発し、一世を風靡したゲームハード「スーパーファミコン」を受け継ぐ形で、64は1996年6月23日に発売されました。1990年代には、セガサターンやPlayStationなど、さまざまなメーカーから家庭用ゲーム機が登場し競い合っていた時代です。64はそのなかでライバルハードよりも高いスペックで、『スーパーマリオ64』や『ゼルダの伝説 時のオカリナ』など、3Dアクションゲームを筆頭に数々の名作を送り出しました。
冒頭でお伝えしたのは、64本体上面にあった「拡張コネクタ」にまつわるエピソードです。1999年12月10日に任天堂が発売した3Dアクションゲーム『ドンキーコング64』。同作品をプレイするためには、周辺機器「メモリー拡張パック」(別名:ハイレゾパック)を64本体に取り付ける必要がありました。
メモリー拡張パックを装着すると、64の性能をアップデートすることができました。具体的にはメモリ容量が36メガビット増えることで、画面解像度やテクスチャの品質が向上したのです。
『ドンキーコング64』以前にもメモリー拡張パック対応ソフトは発売されていましたが、あくまでも周辺機器の一部であり、無くてもソフトの起動には差し支えありませんでした。しかし『ドンキーコング64』に関しては話が別です。ゲームを起動するためにはメモリー拡張パックが必須で、装着していない状態で電源を入れても画面が全く映りませんでした。
当時の筆者はクリスマスプレゼントに『ドンキーコング64』をもらい、意気揚々とカセットを差し込んで電源を入れたものの、案の定プレイすることができませんでした。そこで初めて、「64本体にメモリー拡張パックを差し込まないといけない」という事実を知ったのです。








