【漫画】老いてしまった愛犬の温かさ いつかは訪れる「別れ」に8万人が涙腺崩壊
大切なペットとはずっと一緒にいたいですよね。しかし人間も動物も年はとっていきます。SNS上では、飼い主の男性と愛犬との様子を描いたマンガに多くの反響の声が寄せられています。上京するときに実家から連れてきた愛犬は、いつのまにか老犬と言われる15歳になっていて……? 作者のあみだむくさんにお話を聞きました。
15歳の老犬と過ごす日々

上京するときに実家から連れてきた愛犬と一緒に暮らす男性。生活の中心にいたのであまり意識はしてはいなかったのですが、もうすっかり老犬の15歳です。動きも鈍くなった、昔とは違う様子を見ていると、男性は愛犬の「老い」を実感します。愛犬との今後をあれこれと考えていると、感情があふれ出してきてしまい……?
あみだむくさん(@higemoku)によるマンガ『愛犬の老いに直面する話。』がX(旧:Twitter)上で公開されました。いいね数は8.2万を超えており、読者からは「こういう飼い主の元に来られてワンちゃんも幸せだろうな」「一緒に過ごす有意義な毎日を大切にしたいですよね」「いずれ亡くなっちゃうって分かっているからこそ、たくさん愛情を注いであげなきゃってなる」などの声があがっています。
作者のあみだむくさんにお話を聞きました。
ーー今作『愛犬の老いに直面する話。』が生まれたきっかけや、理由を教えて下さい。
14歳半ば頃から急激に老いて行く愛犬を見て、いつか終わる日を意識したことで不安を感じました。それを少しでも前向きなものにしたくて、今の気持ちや体験を忘れないように、犬との他愛ない出来事を覚えておくためにマンガにしました。
ーー今作を描くうえで気を付けたことや、お気に入りのシーンなどはありますか?
犬のかわいらしさを自分が感じている雰囲気そのままで表現したいと思い、既存の愛犬の写真の輪郭(りんかく)をぼんやりとなぞって描いています。犬をリアルにしない分、特定の犬というよりは概念的な感じにできたのではないかなと思います。

ーー同じような経験をされた読者の方から多くの共感の声がありました。作品に込めた思いなどを教えて下さい。
愛犬との日常の記録として描いていたつもりですが、自分と同じ境遇のキャラを作ることで自分自身、愛犬を失う不安を少しでも和らげたかったのかもしれないです。
ーーそのほかにも、たくさんの感想が寄せられています。特にうれしかった感想の声、印象に残った読者のコメントはありましたか?
この作品を読んで、みんな同じ気持ちなんだと安心した、といったコメントをいただき、私自身勇気づけられましたし、気持ちを共有できて良かったと思いました。
ーーあみだむくさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
小学生のとき、友達と遊びながら描いていたのが始まりだと思います。
ーー今後、X(旧:Twitter)で発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
今まで通り気ままに、思いついたらポストする気軽な活動を考えています。
(マグミクス編集部)