【漫画】進学を機に離れてしまった友達 高校最後のバレンタインに家に来て? 1万人が「リアル」「切ない」
高校生になり疎遠になってしまった友人のリサ。いつのまにか疎遠になり、恒例だったバレンタインのチョコももらえなくなってしまいました。そして高校最後のバレンタインの日、突然リサが自宅にやってきて……。作者のほしさんにお話を聞きました。
高校入学を機に離れてしまった「友チョコ」の思い出

主人公の少女は、中学時代から仲の良かったリサから「友チョコ」をもらうのが毎年のバレンタインデーの恒例行事でした。リサとは同じ高校に進学をしますが、別のクラスになったことで疎遠になり、バレンタインチョコももらえなくなってしまいました。高校最後のバレンタインの日、自宅でくつろいでいるとリサから連絡が来て……?
ほしさん(@HS___Z)による創作マンガ『チョコをくれてた友達』がX(旧:Twitter)上で公開されました。いいね数は1.4万を超えており、読者からは「すごく共感できました。環境が変わると関係性も変化しますよね」「読んでいて、しばらく会っていない友人の顔が浮かんできた。元気かなー?」「ふたりの距離感の描き方がリアルでいい」などの声があがっています。
作者のほしさんにお話を聞きました。
ーー今作『チョコをくれてた友達』を描こうと思ったきっかけや、理由を教えて下さい。
この作品を描いたのは2年前の2022年2月で、季節感のあるショートマンガを……というのがきっかけだったと思います。もともと、疎遠になっていた友人から突然チョコをもらう、というネタがストックにあり、それを元に制作しました。
ーー今作を描くうえで気を付けたことや工夫した点などはありますか?
爽やかな雰囲気にできれば、と思っていたと思います。2、3月の透き通った空気感が好きで。作画が苦手でいつもガムシャラなので、余計な泥臭さは出てしまいつつも、今回再掲にあたり読み直した際に、当時なりに自分の好きな雰囲気が出せているんじゃないかな?と思いました。本当に下手くそですが……!

ーー今作はバレンタインの友チョコについてのお話でした。ほしさんのバレンタインの思い出があれば教えて下さい。
子供の頃からスポーツをやっていて、その練習後にチームメイトみんなで手作りチョコを交換していたのは思い出深いです。学校はずっと持ち込み禁止だったので、そのチームメイトとの友チョコ交換は脱法感が良かったですね……(笑)。家に帰るときはヘトヘトでしたが、みんなのチョコを開けるのが楽しみでした。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。
いただく感想はもちろんどれもありがたいのですが、このマンガを読んで学生時代の友人に連絡を取ったという方が何人かいらっしゃってびっくりしました。うれしいですね。
ーーほしさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
コロナ禍のステイホーム期間に、少女マンガ誌の新人賞に応募してみようと思ったのがきっかけです。賞にはかすりもしませんでしたが、もともと能動的に動くことが苦手なので、まずマンガを1作品描き切って賞に出した、というのがいい経験になりました。
ーー今後、X(旧:Twitter)で発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
どのような形でも、1冊紙の本が出せるようになればうれしいです。
(マグミクス編集部)