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ファミコン本体についてきた「謎のマンガ冊子」 何が描かれていた?

事細かく書かれた「説明書」とは別に、マンガ形式で描かれた冊子が、ファミコン本体に封入されていたことがあります。その冊子には、どんな内容が描かれていたのか。当時読んだけど忘れてしまった人だけでなく、存在自体を初めて知った人にも、気になるその内容をお届けします。

謎の冊子は、まるで学習マンガ!?

この冊子はシリーズ化しており、「ファミリーコンピュータ編」だけでなく「ディスクシステム編」もある(編集部撮影)
この冊子はシリーズ化しており、「ファミリーコンピュータ編」だけでなく「ディスクシステム編」もある(編集部撮影)

 ペーパーレスが進むこの時代、仕事ではデータのやり取りが主流となり、実用書からマンガまで電子書籍が年々シェアを広げています。その動きはゲーム業界にも及んでおり、ダウンロード版の比率が増しているほか、パッケージ版に「紙の説明書」がほとんど同梱されなくなりました。

 こうした流れが歓迎されている一方、どこか寂しく感じる人がいるのも事実です。ゲームを買った帰りの電車で、待ちきれずに説明書を読む──懐かしい時代の「あるある」も、ゲームがより楽しくなるスパイスでした。そうした時代を味わった人たちは、紙の説明書に格別な思い入れがあることでしょう

 ゲーム文化を大きく後押しした「ファミリーコンピュータ」(以下、ファミコン)にも、当然「紙の説明書」がありました。ですがそれとは別に、ちょっと変わったマンガ冊子が入っていたのを知っていますか? 電子化全盛期のいま、懐かしい冊子の正体と、その中身を振り返ってみます。

●子供も遊ぶゲーム機だからこそ、マンガで分かりやすく
 本体に同梱されていたマンガ冊子、それは『これがファミリーコンピュータだ!! ファミリーコンピュータ編』のことです。ファミコンの特徴や扱い方、そして注意点などをまとめたもので、子供にも分かりやすくマンガの形で描かれています。

 ちょっと難しい内容でも、マンガ形式なら読みやすく、イメージも格段にしやすくなります。こうした表現は昔から多く、歴史上の出来事や偉人の伝記、科学分野などをマンガで伝える「学習マンガ」がその代表例といえるでしょう。

 日本史や世界史を扱う学習マンガは、昔もいまも数多くあります。歴史上の偉人たちの歩みや功績も教科書だけではなかなか覚えにくく、学習マンガに助けられた人も多いはず。

 また、『ゲームセンターあらし』のすがやみつるさんが手がけた『こんにちはマイコン』や、『宇宙家族カールビンソン』『ワッハマン』のあさりよしとおさんによる『まんがサイエンス』など、扱う分野から描き手まで学習マンガの範囲は非常に多彩です。

 マンガで伝える学習マンガの形式は、ファミコン当時にも定着していました。そして、ファミコンのような一般家庭に普及する電子機器はまだ珍しく、特に子供たちへ向けて扱い方や注意点を促す必要がありました。その必要性と伝えやすさから、「ファミコンの扱い方をマンガ形式で伝える冊子」が生まれたものと思われます。

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