【漫画】昼頃まで起きてこない母 愛鳥に「お願い」して部屋に入れると?「何が起きてるの!?」
お昼頃までなかなか起きてこない母。息子が愛鳥にお願いする、母を起こすための方法とは……。Instagramで公開されたマンガが、「いったい部屋のなかで何が!?」と話題の作者、タクセニョリータさんにお話を聞きました。
呼びかけても起きてこない母
愛鳥が母を起こす方法について描いたマンガ「ドア」が、Instagramで4700以上のいいねを集めて話題となっています。
お昼頃までなかなか起きてこない母。呼びかけてもまったく起きる気配がなかったので、息子はよく愛鳥のマロくんにお願いしている、「母を起こすための方法」を実行しました。その方法とは……。読者からは、「部屋のなかで何が行われているの!?」「めちゃくちゃ叫んでいるやん」「うちも頼んでいます」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、漫画家のタクセニョリータさんです。タクセニョリータさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーーこのとき、お母様の部屋では何があったのですか?
この質問に関しては、読者の皆さんからもたくさん聞かれました(笑)。
実は、マロが母の顔に「チュッ」とキスしているだけなのです。わが家では日常茶飯事のことなので、描くまでもないかなとカットしたのですが、それが逆に「部屋のなかでとんでもないことが起きているのでは?」と多くの方に感じさせてしまったようで。
「マロはただ、部屋のなかで母の顔にキスしていただけなんです」といい出せずにいたので、この場をお借りしてこっそり報告いたします。
ーーこのあと、マロくんに何かご褒美をあげましたか?
マロにとっての何よりの報酬は、「一緒に全力で歌ってあげること」なので、一緒にマロが好きな曲を歌ってあげました。また、このときではありませんが、バナナを報酬としてあげて、一緒に食べたこともあります。
ーータクセニョリータさんも、マロくんに起こされたことはありますか?
何度かあります。
母のように朝や昼ではありませんが、午後に昼寝をしていたとき、母がマロを小屋から出したので、マロが僕のところに近寄ってきました。そこで僕が寝ていることに気付いたマロは、僕の顔にのぼり、耳の穴に向かって小声で「ねんねしよっか」など、ひたすら言葉をささやき続けてきました。起こそうとするどころか寝かせにかかってきましたね。耳の穴でささやかれたので、寝られるわけがないのですが(笑)。
ーーこの作品の制作には、どのくらいの時間がかかりましたか? また、マンガを制作する上でこだわっているテクニックなどはありますか?
僕はマンガを描くのが遅い方なので、約2日かけて描きました。といっても休憩時間をとったり、別のことをしたりしながらだったので、トータルの作業時間は半日程度だったかと思います。
最近、僕がマンガ描く上でこだわっているのは、「描きたい!」と思ったそのときに描くことです。以前は線をきれいに描くことを意識していたのですが、うまく描こうとしすぎると自分の絵の個性がどんどんなくなってしまう気がしたのでやめました。
また僕の場合、エピソードをマンガにしようとしたときに、どのように描くか自分のなかで決まっていないうちからなんとなくで描こうとしてしまうと、微妙なでき栄えの作品が完成してしまいます。なので、どのような表現で描くかイメージがガッシリと決まり、「早く描きたい」「描くのが楽しみ」と思ったタイミングで、必ず描くようにしています。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
「いったい何があったんだ」「何が起きているのか気になる」など、部屋のなかで起きていることに興味を持って下さるコメントをたくさんいただきました。すみません、ただマロが母の頬に「チュッ」としているだけです(笑)。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
出来事自体はいつものことなので、ネタにしなくてもいいかと思い、いままで描いてきませんでした。でも、いつも通り寝ている母のもとへマロを送り込んだあと、「マンガにしたら面白いかも?」と思ったので、すぐに描きました。
(マグミクス編集部)