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イム様は古代兵器所持者? 『ワンピ』未回収の伏線は核心を突く内容ばかり?

『ONE PIECE(ワンピース)』は迫力のバトルシーンも見どころですが、驚きの角度から展開される鮮やかな伏線回収も、魅力のひとつといえるでしょう。そんな同作は、いまだ明かされていない謎が数多く残っています。物語を紐解くうえで、重要な鍵となる残された謎を振り返っていきましょう。

『ワンピース』の世界に残る壮大な謎

ルフィが描かれた『ONE PIECE エピソード オブ ルフィ ~ハンドアイランドの冒険~』DVD(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
ルフィが描かれた『ONE PIECE エピソード オブ ルフィ ~ハンドアイランドの冒険~』DVD(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

 最終章に突入している『ONE PIECE(ワンピース)』は、長年の謎が少しずつ明かされ始めており、日々盛り上がりを見せています。しかし、物語の核心をつく重要な謎については、まだ判明していない点がほとんどです。

 特に「偉大なる航路(グランドライン)」の最終地点にあるとされる「ラフテル」は、謎多き島です。この島の名前は、伝説の海賊ゴール・D・ロジャーが命名し、のちに「Laugh Tale(笑い話)」という意味だったことが明かされました。

 ラフテルがある場所は、世界各地に点在する石碑「歴史の本文(ポーネグリフ)」が鍵を握っています。そのなかの世界に4つしかない「ロードポーネグリフ」が指し示す地点を読み解き、地図上で結んだ中心にあるといわれるラフテルにたどり着いたロジャーたちはそこにあった「何か」を見て、涙が出るほど大笑いしたのです。

「ポーネグリフ」には、ジョイボーイという名前が登場します。ラフテルで笑ったとき、ロジャーはジョイボーイのことを思い浮かべたのか、「お前と同じ時代に生まれたかった」「とんでもねェ宝を残しやがって…!!」とも発言していました。果たしてラフテルには一体、何があったのでしょうか。

 ほかにも「ポーネグリフ」には、古代兵器に関する情報が刻まれているものも存在します。全部で3つ存在する古代兵器は、それぞれに世界を滅ぼせるほどの強大な力があるとされており、誰が何の目的で作ったのかは、いまだ明らかにされていません。

 それぞれ「プルトン」「ポセイドン」「ウラヌス」の名を持つ古代兵器のうち、プルトンは戦艦としてワノ国に、ポセイドンはリュウグウ王国の王女しらほし姫だということまで判明しています。一方で、ウラヌスについての情報はほとんど明かされていないままです。

 そんななか、ウラヌスとイム様の関連に注目する意見が集まっています。「ワノ国編」終幕後にルルシア王国を破壊した「マザーフレイム」の破壊力が圧倒的だったことが要因のようです。

 たった一撃で国を消してしまった「マザーフレイム」に対して、ネット上では「だから情報ないってこと?」「ウラヌスの所持者はイム様か」などの声があがっていました。この古代兵器たちは、今後どのような形で物語に関わってくるのでしょうか。

『ONE PIECE』最大の謎には「空白の100年」があります。同作の歴史には、意図的に抹消された100年が存在しているのです。その謎を研究していたのが、ニコ・ロビンの出身国でもある、オハラの考古学者たちでした。

 研究を続けるうえで、浮き彫りになった事実は「ある巨大な王国」の存在です。しかし、最終章突入後も名前すら明かされず、国名を発言しようとしたオハラのクローバー博士は、声に出す寸前で射殺されています。

 この国に関しては、滅んだ経緯を世界政府が隠していることや、非常に高度な文明が発達していたことなどが分かっています。エッグヘッド島に保管されていた謎のロボットも、おそらくこの国の技術で作られていたものでしょう。

 どんな人たちが生きていたのか、なぜ高度な文明が発達していたのか、どのようにして滅ぼされてしまったのか……この多くの謎に対して「Dの一族が繁栄していた国だった?」「高度な文明に世界政府が脅威を感じたのか」「イムの記憶操作とかありえる?」など、さまざまな憶測が飛び交っています。

「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」は、そんな空白の100年に生きていた、ジョイボーイの残した貴重な遺産ということになります。ラフテルに存在するであろうワンピースにたどり着けば、この物語の歴史の謎を、すべて解き明かしてくれるのでしょうか。

(マグミクス編集部)

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