「完結編だけR指定」「キツ過ぎる」 死とグロ満載のトラウマアニメ映画3選
ヒロインが目の前で辱しめを受ける酷なアニメ映画
●『ベルセルク 黄金時代篇III 降臨』

1989年に連載が開始され、今もなお人気を誇るダークファンタジー『ベルセルク』(原作:三浦建太郎)は、もともとグロ描写、過激な性描写が多い作品でした。そんな同作の重要な過去編「黄金時代篇」は、2012年から3部作でアニメ映画化されています。
そして、最後の『ベルセルク 黄金時代篇III 降臨』では、主人公ガッツの盟友グリフィスがなぜ闇落ちしたのか、なぜヒロインのキャスカが精神崩壊したのかなど、ストーリーの重要な部分を描かれました。同作は3部作のなかで唯一のR15指定となっています。
なかでも、本作の見どころといえば、グリフィスがゴッド・ハンドのひとりに転生した降魔の儀「蝕(しょく)」の場面でしょう。
主人公ガッツにとって特別な存在だった「鷹の団」団長グリフィスは、自分の国を持つこと夢見る才気あふれるカリスマでしたが、紆余曲折を経て再起不能の身体になります。そして、絶望の余り団の仲間たちを裏切り、彼らを生贄に捧げて「蝕」を発生させてしまうのでした。
「蝕」の場面は、目を背けたくなる描写が満載です。無数の魔物たちが団員たちを殺戮するのはもちろんのこと、ヒロインのキャスカが新たなゴッド・ハンド「フェムト」に転生したグリフィスに凌辱されてしまうなど、衝撃的なシーンが描かれています。
また、ガッツはグリフィスに裏切られたのに加えて、キャスカを助けようとして片腕と左眼を失い、さらに犯されたキャスカは、その後幼児退行してしまうなどさらにどん底へ沈んでしまいます。本作を見たレビューでは「全部の描写が怖すぎた」「個人的にこれを超える作品はない」「全力の作画で蝕をやられたらたまらん」と、その強烈さにやられた人がかなりいたようです。
(LUIS FIELD)