『ワンピース』ウソップがイム様を倒す? これまでの戦績から導き出された根拠とは
「五老星」のさらに上に君臨する、真の最高権力者であるイム様の存在が明らかになった『ONE PIECE(ワンピース)』。その全貌は未だ謎に包まれており、素顔や能力などは一切明かされていません。そんなイム様に関して、ファンの間ではとある結末が噂されています。
「嘘つき男」の快進撃?
『ONE PIECE(ワンピース)』の世界政府側の勢力関係も、徐々に明らかになってきたなかで、注目が集まるのは、「五老星」のさらに上に君臨すると思われる謎の存在、イム様の正体についてです。
イム様は、素顔や能力に関して、一切情報が判明していません。「マザーフレイム」と呼ばれる兵器(?)を使って一国を焼き払ったシーンは、あまりにも衝撃的であり、多くの読者がイム様へ恐怖を感じたことでしょう。
そんななか、一部のファンから「(イム様の)倒し方が判明した」といううわさがあがっているようです。それは、麦わらの一味である、ウソップの存在が鍵を握っているのでした。
ウソップといえば、「東の海(イーストブルー)」のシロップ村から旅を共にしている、麦わらの一味の狙撃手です。嘘つきキャラとして定着しており、さらにはお調子者で臆病な性格でもあります。
そんなウソップは、1度目はスリラーバーク海賊団のペローナに、2度目はドンキホーテ海賊団のシュガーに大勝利をあげました。ちなみに、このふたりはどちらも難攻不落のチート能力者でウソップ以外の麦わらの一味は大苦戦を強いられています。
ペローナは「ホロホロの実」の能力者で、霊体(ゴースト)を自在に操ることが可能です。そのうちの肉体を通過されると誰しもネガティブになってしまう「ネガティブホロウ」は、サンジやゾロたちがネガティブになってしまい、戦闘どころではなくなってしまいます。しかし、もともとかなりネガティブだったウソップには効果がなく、ペローナはウソップのはったり攻撃にまんまとハマってしまうのです。
また、シュガーの「ホビホビの実」は、触れたものをおもちゃに変える能力で、おもちゃにされたモノたちは、人間だった頃の記憶が人びとから消されるという、非常に恐ろしい能力でした。
このシュガーを打ち破ったきっかけも、ウソップです。激辛香辛料を口にしたウソップのリアクション顔に驚きすぎたシュガーが気絶したことで、シュガーの能力効果が切れておもちゃにされた人びとが元に戻りました。
ウソップが撃破してきたペローナとシュガーには、イム様と「童話」という共通点が見受けられます。おそらく「イソップ童話」の『オオカミ少年』をモチーフにされているであろうウソップや、「グリム童話」の『赤ずきん』のように赤い頭巾をかぶるシュガー、そしてペローナは「ペロー童話」と関係が深そうな名前をしています。
また、「アンデルセン童話」には「ビビやしらほしに嫉妬している『みにくいアヒルの子』のオマージュでは?」「『雪の女王』の可能性ない?」などとイム様との関連性が指摘されています。
このほかにも、女性3人とも王冠を被っているという共通点もみられます。これらの法則が当てはまるとするなら、今回もウソップが、共通点の多いイム様をとんでもない角度から倒してしまう可能性もあるのではないでしょうか。
キャプテン・ウソップから始まったウソップの歴史は、そげキング(王)を経て、現在はゴッド・ウソップ(神)と呼ばれるにまで成長しました。もはやウソップこそが、イム様を倒すにふさわしい人物と、いえるのかもしれません。
(マグミクス編集部)