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「任天堂」採用ページの「人材に対する考え方」が反響 Googleとも共通する最重要事項とは

任天堂が公開した採用情報のページ「任天堂の人材に対する考え方」が注目されています。このページには「任天堂らしさ」がどういうものなのか、そして任天堂が最も重視する企業成長の秘訣が書かれているのです。

任天堂が考える原則出社の力

国内はもちろん、世界でも存在感を放つゲーム会社の任天堂。その採用情報が注目されている 画像は任天堂公式サイトより
国内はもちろん、世界でも存在感を放つゲーム会社の任天堂。その採用情報が注目されている 画像は任天堂公式サイトより

 任天堂が公開した「任天堂の人材に対する考え方」(https://www.nintendo.co.jp/jobs/human-capital/index.html)というページが大きな話題になっています。

 このページでは、任天堂が人びとに喜ばれる娯楽を作るため、どのように人材を育成し会社の力をつけていくかといったことが書かれています。採用に関する情報を公開すること自体は特に珍しくないわけですが、日本を代表する任天堂がわざわざ明文化したことが注目されているようです。

「任天堂の人材に対する考え方」は、任天堂に就職したい人のみならず、ゲーム好き、そして社会人としても見るべきものが含まれています。特に注目すべきポイントを紹介しましょう。

 一番気になるワードは、やはり「任天堂のDNA」です。いわば任天堂らしさといったところで、これは「独創性」「柔軟性」「誠実さ」といった言葉で表現されています。

 独創性はそのとおり、新しい楽しさ・面白さを提供し続けること。柔軟性は、世の中の変化に対応すること。そして、誠実さはうぬぼれずにすべてのことに向き合うこととなっています。

 たしかに、これは任天堂らしさといえるでしょう。任天堂はファミリーコンピュータやWiiといった大きな成功をしていますが、それでも新しい挑戦は続けています。一方で、Wii Uなどの失敗を反省しつつ、Nintendo Switchを生み出すことに成功しました。

 ゲームソフトでも独創性を目指しています。「ゼルダの伝説」シリーズもNintendo Switch移行で大きく中身が変化しましたし、Wii Uというハードは成功したと言い難いものの「スプラトゥーン」シリーズを生み出しました。ダンボールでコントローラーを作る「Nintendo Labo」シリーズや、ビデオゲームとラジコンを組み合わせた『マリオカート ライブ ホームサーキット マリオセット』も印象深いタイトルです。

 任天堂の次世代機としてはNintendo Switchのスペックアップ版を望む声が大きいですが、やはり柔軟に独創的な何かを考えているのかもしれません。ハード・ソフト一体型のゲーム専用機ビジネスを経営の中核にすることは明言されているため、少なくとも任天堂のハードだからこそ遊べるゲームは今後も出続けるでしょう。

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