「シュール過ぎ」「原作リスペクトえぐ」 ジャンプギャグマンガまさかの実写化4選
人気不条理シュールギャグマンガもまさかの実写化!
●『斉木楠雄のΨ難』

『斉木楠雄のΨ難』(作:麻生周一)は、2011年からの不定期連載を経て2012年より本誌で連載されたギャグマンガです。『銀魂』と同じ2017年に福田雄一監督、山崎賢人さん主演で実写映画化され、シュールなギャグの再現度が話題を呼んで、大ヒットを記録しています。
また、ピンク髪の楠雄をはじめ、誰もが「おっふ」となる美少女ヒロインの照橋心美(演:橋本環奈)なども、豪華キャストによって違和感が少なく再現され、支持される要因のひとつとなりました。
予告映像のナレーションでも「予告編をご覧の皆様、山崎賢人、実写やり過ぎじゃね?と思いましたね」と原作でもたびたび見られたようなメタ発言が飛び出しており、「これは期待大」「予告時点でここまで笑えるのずるい」と話題を呼んでいます。
●『ピューと吹く!ジャガー』
『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』『武士沢レシーブ』のうすた京介先生の代表作『ピューと吹く!ジャガー』も、実は2008年に『ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE』として実写化を果たしています。
同作はミュージシャンを夢見て上京した酒留清彦(通称:ピヨ彦)が、謎の笛吹男、ジャガージュン市(通称:ジャガー)と出会い、振り回される不条理ギャグマンガです。独特過ぎる作風から実写化が発表された際は「全然イメージできない」と、賛否よりも困惑する反応が少なくありませんでした。
しかし、ジャガー役の要潤さんが連発するボケ、芸能事務所ガリクソンプロダクションでふえ科に所属する忍者ハマーを演じる小木博明さん(おぎやはぎ)によるたどたどしいラップなど、出演者のアドリブが光るシーンは、原作マンガで描かれていたシュールな雰囲気を再現していました。加えて影千代先輩役の板尾創路さん、三太夫セガール役のなぎら健壱さんなど、ほぼ原作そのままのキャスティングも原作の再現に拍車をかけています。