悪魔の実、食べてたっけ? 『ONE PIECE』クセ強すぎな「異色の能力者」3選
『ONE PIECE』に登場する「悪魔の実」の能力者のなかには、見た目やキャラの個性が強すぎて、悪魔の実を食べた能力者であることを忘れてしまう人もいます。そんな、尖った個性派のキャラクターたちを見ていきます。
あまりにも個性が強すぎて、他の要素がぶっ飛んだ?
尾田栄一郎氏による大人気マンガ『ONE PIECE』には、重要なキーアイテムである「悪魔の実」が存在します。悪魔の実を食べると、さまざまな能力を得られますが、なかにはキャラの個性が強すぎて、悪魔の実の能力者であることを忘れてしまうケースも……。
そこで本記事では、読者も能力者であることを忘れがちな、キャラが濃すぎる登場人物を振り返ります。
●エンポリオ・イワンコフ
カマバッカ王国の女王であり革命軍の幹部であるエンポリオ・イワンコフは、ホルモンを自在に操ることができる「ホルホルの実」の能力者です。しかし、イワンコフはひと目見たら忘れられない外見のインパクトと、クセの強いキャラ設定により、つい能力者であることを忘れがちです。
紫色のアフロヘアに巨大なまつ毛が特徴で、4メートル超えの巨体が目を引きます。さらにオネエ言葉でしゃべり、一人称は「ヴァターシ」、二人称は「ヴァナタ」、そして語尾には「○○ブル」といった独特の口調が印象的でした。
イワンコフは、「ホルホルの実」の能力を存分に使うのかと思いきや、実際はそこまで使っていません。むしろ読者的には、ただのまばたきである「DEATH WINK(デス・ウィンク)」や、ドクドクの実の能力者のマゼランの毒を防げる「厚化粧」といった、悪魔の実とは無関係の技のイメージのほうが強いかもしれません。
●雷ぞう
ワノ国の光月家の家臣団「赤鞘九人男」のひとり、雷ぞうも能力者であることを忘れがちなキャラです。雷ぞうは、元「お庭番衆」と呼ばれる忍者で、3メートルを超える巨体を誇ります。
イワンコフと同じく巨大な顔が印象的で、頬骨が張ったコワモテフェイスの持ち主でした。彼は見た目のインパクトが強すぎるあまり、「マキマキの実」の能力者であることを忘れられがちです。
マキマキの実の能力は、巻物であらゆるものを巻き取り、巻き取ったものを放出することができます。しかし、雷ぞうは能力を発動する際に「巻き巻きの術」と呼んでいたため、普通の忍術と勘違いしている人も多いようです。
実際ネット上でも「巻き巻きの術って忍術じゃなくて能力だったの?」「この能力強いと思うけど、キャラの特性からどうしても忍術だと思っちゃう」といった意見があり、悪魔の実の能力を忍術だと誤解している声が目立ちました。