何気ない会話に重要な伏線が? 『ワンピ』未解決の意味深描写は真実が明かされるのか
『ONE PIECE(ワンピース)』では、作中の何気ない会話や行動のなかに重大な伏線が隠されているケースが数多くあります。今や物語も終盤に近づいてきましたが、もしかするとまだまだ隠された伏線があるのかもしれません。そこで今回は、いまだに解決していない意味深な描写を振り返っていきます。
重要な伏線は何気ない会話のなかに!
サンジの出身が「北の海(ノースブルー)」だったと明かされたのは、「空島編」序盤のことでした。「うそつきノーランド」の絵本に言及した際の一幕です。そのときは軽く流されてしまいましたが、のちにこれがサンジの壮絶な過去にかかわる重大な伏線だったことが明らかになります。
ほかにも『ONE PIECE(ワンピース)』では、ちょっとしたシーンのなかに重要な事実や伏線が隠されているケースが少なくありません。今回は、かつてファンの間で注目を集めた意味深な描写をあげていきます。
●ティーチの身体の謎に言及していた!? ルフィたちの何気ない会話
「ドラム王国編」でルフィとサンジは、「雪国の人」にまつわる会話を繰り広げます。ルフィは「雪国の人達は寝ねェんだぞ」と切り出し、その理由について「だって寝たら死ぬんだもんよ」と語りました。
過去に人から聞いたというルフィに対し、サンジはウソップが犯人だと推測しますが、どうやら村の酒場で聞いた話だったそうです。寒いから、寝たら死ぬ……。普通にくだらない冗談のように聞こえるものの、めったに言及されることのないルフィの過去が見え隠れした一幕だったため、「妙に気になった」という読者も少なくありませんでした。
そして少し前、「寝ない」というワードに関連する人物が明らかになります。それがラスボス候補筆頭の黒ひげマーシャル・D・ティーチでした。ティーチといえば、なぜか「悪魔の実」の力をふたつ使うことができる特殊な身体を持っています。
これに関連した話なのか、「ワノ国編」の過去エピソードでは、ティーチが生まれてから一度も眠ったことがないという驚きの事実も判明しました。もしかするとルフィの語った眠らない雪国の人間とティーチには、何か関係があるのかもしれません。
同じくティーチにまつわる伏線ではないかと考えられているのが、「ジャヤ」で繰り広げられた一幕です。ナミがティーチを見て「あいつ『空島』について何か知ってたのかも」と漏らした際、ルフィとゾロは、わざわざ「あいつらだ……」とナミの発言を訂正します。
一見すると、ティーチに会う前に遭遇していたジーザス・バージェスやドクQのことを指していたように思えるのですが、確かに詳しい説明のない意味深な発言だった気もします。実はルフィとゾロは、初見で黒ひげの謎に気付いていたのかもしれません。