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スマホにmixi、部屋に洋次郎ハット… もう一度観たくなる『すずめの戸締まり』の小ネタ

気付くと深みが増す、新海誠監督の細やかな遊び心

画像は、映画『すずめの戸締まり』大ヒットを記念した新ビジュアル (C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会
画像は、映画『すずめの戸締まり』大ヒットを記念した新ビジュアル (C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会

●幅広い世代を狙い撃ち?「SNS」に隠された小ネタ

 同作の主人公である鈴芽は、17歳の高校生です。劇中に登場する彼女のスマホには数多くのアプリが入っていますが、よく見てみるとかつて日本発のSNSとして一世を風靡した「mixi(ミクシィ)」がインストールされています。女子校生らしいアプリの並びに、なぜ懐かしの「mixi」があったのでしょうか。

 新海作品は、幅広い世代から支持されていることで有名です。もしかすると、さまざまな世代にピンポイントで伝わるような仕掛けを施していたのかもしれません。実際、30代~40代の「mixi」世代からは「なんで鈴芽ちゃんmixiインストールしてるの?」「今どきの女子高生はmixiなんて知らんでしょ(笑)」といった反響が寄せられていました。

 新海監督が意図した通りの反響だったとしたら、ちょっと悔しいですね。ちなみに物語の後半には、50代から60代の人が思わず反応してしまうような音楽の仕掛けもあります。

 またSNSつながりでいうと、物語のキーキャットであるダイジン(CV:山根あん)の面白い仕掛けもありました。ダイジンの行方を追い求めるべく、鈴芽がX(旧:Twitter)らしきSNS投稿から情報を得て探し回るのですが、実はこのとき彼女が見ていたいくつかの投稿はX上に実在します。しかもその投稿が更新された日付が、作中時間とマッチするような形で作られているため、本編と合わせて確認してみると面白いかもしれません。

 いっぽう劇中に登場した何気ないTVのニュースにも、とある小ネタが隠されています。というのも番組内で流れているBGMに『君の名は。』の挿入曲『糸守高校』と、『天気の子』の挿入曲『K&A 初訪問』が使われているのです。実際に映画を観た人のなかには、「おや?」と思った人も多いのではないでしょうか。

 ちなみにどちらの挿入歌も、新海作品ではすっかりおなじみとなったロックバンド「RADWIMPS」が手がけた楽曲です。そんな同グループのボーカルを務める野田洋次郎さんといえば、帽子を被っているイメージが強いですが、『すずめの戸締まり』本編では草太の部屋に野田さんを連想させる見た目の帽子が登場し、ファンをニヤリとさせました。

 同作にはほかにも、まだまだ細かい仕掛けが隠されているかもしれません。ぜひ探してみてください。

(ハララ書房)

【画像】予想以上にグロッ! これが扉から出てくる「災いのミミズ」の再現です(5枚)

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