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音ゲーの先駆者『パラッパラッパー』 ユーザーを虜にしたラップバトルの魅力とは?

明るい世界観だが、ゲームは難しめ

プレイステーション3用ソフト『プレイステーション オールスター・バトルロイヤル』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
プレイステーション3用ソフト『プレイステーション オールスター・バトルロイヤル』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)

 そんな本作ですが、肝心のリズムアクションはやや難しめ。と言うのも、指定されたボタンを押すタイミングがBGM(ステージ)ごとに少々異なるからです。画面上を流れるアイコンがボタンマークに重なった瞬間にプッシュ! するだけでは”COOL”とはならず。プレイ経験のある方ならきっと、ステージ4の料理教室でニワトリ先生の怒った顔を何度も目の当たりにしたでしょう。

 とはいえ、だんだんとタイミングがつかめてくると、独特の高揚感が押し寄せてきます。それは「自らの指で音を奏でる楽しさ」。お手本の通りに操作すると聞こえてくるパラッパの元気な声は、「ラップをしたことはないけれど、多分こんな感じなのかな?」と筆者にある種の爽快感を味あわせてくれました。

 またアドリブ演奏システムも忘れてはならないポイント。あえて指示を無視して演奏することの重要性も判明します。タイミングを試行錯誤するうち、ドン底だった評価がちょっとずつ改善され、いつしかお手本の先生もいなくなり……。最終的にマスターコースへ突入してパラッパの独壇場となった頃には、他の激ムズゲーム作品のクリア時に勝るとも劣らない達成感が到来。規則通りにボタンを押すだけでは分からない、演奏という行為の奥深さが少しだけ身に染みました。

 2017年にプレイステーション4用ソフトとして、第一作のHDリメイク版がリリースされました。最新ハードでもう一度、パラッパの勇姿を見てみたいですね。

(龍田優貴)

【画像】音ゲーの先駆者 陽気な世界観の『パラッパラッパー』(5枚)

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