フリーレン超えなるか? 見逃したくない「観なきゃ損」な2024冬アニメ3選
冬アニメを見きらないうちに春アニメが始まり、困っている人はいませんか。冬アニメは完走したいけど、春アニメにも乗り遅れたくない……という人に、ぜひこれだけは見てほしいオススメの「見ないと損する2024冬アニメ」を、3作品あげていきます。
損切り、ダメ、絶対! 今からでも見てほしい評判の冬アニメ

2024春アニメの放送が始まりましたが、そうなるとついおろそかになってしまうのが、2024冬アニメの完走です。面白い春アニメに出会えればそれも良しですが、見ないと損するほど評価が高い冬アニメがあるのも、また事実です。ネット上で「久しぶりに円盤買う決心をした」「歴代最高アニメ超えたかも」と評判の、「見ないと損する2024冬アニメ」を3作品みてみましょう。
●『僕の心のヤバイやつ』第2期
「僕は、頭がおかしい」。長い前髪で片目を隠し、『殺人大百科』を愛読する市川京太郎(CV:堀江瞬)は、重度の中二病男子です。そんな京太郎が、今もっとも殺したい女は、学校一の美人でモデルもしている、山田杏奈(CV:羊宮妃那)です。
「そうやって見下していること、絶対後悔させてやる!」と勝手に思っている市川でしたが、ある日彼は、山田が図書館でおにぎりをほおばっているのを見てしまいます。次々と予想外の行動をとる山田から、市川は目が離せなくなってしまうのでした。
『僕の心のヤバイやつ』第2期は、同名マンガ(著:桜井のりお/秋田書店)を原作としたアニメです。第1期では、遠い世界にいたはずのふたりが少しずつ距離を縮め、一緒に初詣に行くほどの仲になります。それでも付き合っていないふたりに、第2期では大きな変化が訪れます。
美しい作画と、ムズキュンな展開が人気を誇る本作は、監督・制作会社共に「からかい上手の高木さん」を手がけたスタッフ陣です。美少女×陰キャなふたりの共通点は、「ピュア」なことです。ピュアゆえになかなか進展しないふたりを、ずっと見守りたくなります。
そして、陰キャで友だちもいなかった市川の、内面的な成長も見どころです。たまに現れるイマジナリー京太郎(CV:福山潤)との対話は、面白おかしく市川の内面をあぶりだしています。その葛藤はとても中学生らしく、本人の真剣さとは裏腹に、面白く見えてしまうシーンもみられました。
恋愛や友情、山田の仕事とのジレンマがからみ合い、「完璧な覇権」との評判まである本作は、普段恋愛アニメを見ない方にもおすすめの作品です。
『僕の心のヤバイやつ』は、「Amazon Prime Video」で独占配信されています。

●『薬屋のひとりごと』
花街で薬師(くすし)として働いていた少女、猫猫(まおまお/CV:悠木碧)はある日、人さらいにあってしまいます。後宮に売り飛ばされ、下女として働くことになった猫猫は、「『呪い』のせいで、帝の御子が連続死している」といううわさに興味を持ちました。
連続死の原因に気付いた猫猫は、後宮管理者の宦官(かんがん)である壬氏(じんし/CV:大塚剛央)に、実力を認められます。その結果、猫猫は帝の夫人である玉葉妃(ぎょくようひ/CV:種崎敦美)の毒見役に抜擢され、後宮で起こる数々の事件に巻き込まれるのでした。
『薬屋のひとりごと』は、同名ライトノベル(著:日向夏、イラスト:しのとうこ/イマジカインフォス)を原作としたアニメです。後宮というきらびやかな題材に美麗な作画、豪華声優陣と華やかな本作ですが、2クール通して視聴することで、構成の素晴らしさも味わえます。
猫猫が関わる事件は、一つひとつが意表を突かれる展開ですが、実はそれらがひとつの線でつながっています。その壮大な全体像が徐々に明らかになる構成に、思わずうならされてしまう作品です。つかず離れずな壬氏と猫猫の恋愛模様も、続きが気になる要因のひとつでしょう。
そして、本作のヒロインは猫猫……と見せかけて、実は彼女の父、羅漢(らかん/CV:桐本拓哉)だという声もあがっています。なぜ羅漢がヒロインと呼ばれているのかは、2024冬アニメの最後まで見ると、きっと分かるでしょう。
なお本作は、2025年に第2期の放送が決定しています。今のうちに視聴しておき、この先の盛り上がりに備えておきたいですね。
『薬屋のひとりごと』は、「dアニメストア」「Amazon Prime Video」「U-NEXT」ほか配信サービスで見ることができます。
※種崎さんの「崎」は、「大」ではなく「立」が正しい表記