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『ドラクエ4コマ』が面白かった理由を中井一輝先生が語る ガンガン作家との思い出も

『ドラクエ4コマ』が今も愛されるのはなぜ?

『ドラクエ4コマ』黎明期の作家・石田和明先生が表紙を担当した『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場 ガンガン編』第3巻(撮影:マグミクス編集部)
『ドラクエ4コマ』黎明期の作家・石田和明先生が表紙を担当した『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場 ガンガン編』第3巻(撮影:マグミクス編集部)

ーー「マグミクス」で柴田亜美先生と並び「四天王」と呼ばれた作家、石田和明先生のインタビュー記事を掲載した際、大きな反響がありました。今でも愛されている『ドラクエ4コマ』というコンテンツについてどう思いますか?

 素晴らしい「場」だったと思います。

 マンガ業界の視点でみると「四天王」のような凄い才能と技術を持ったプロ作家が何人もいて、そこに本気で賞レースに取り組む熱き漫画家のタマゴたちが次々加わっていくという、まさに『バクマン。』(集英社)みたいな世界観です。

『ドラクエ4コマ』が凄いのは、そこに、私のようなウケたがりや、作品愛が原動力のファン指向の人たち、純粋にゲームやマンガが好きな子供たちなど、いろんな人が当事者として共存していたことだと思います。

ーー確かに「4コマクラブ」に掲載された方の会員番号だけでも1000以上。選を逃した投稿者の数ともなるとその何倍、もしかしたら何十倍になるかもしれません。

 そういう「場」だったから参加者全員に役割があり、それぞれに、喜び、楽しさ、苦しさなどの「当事者としてのドラマ」が生まれ、それが『ドラクエ』という国民的な作品を通じた「受け手のドラマ」とリンクしていることが、今でも思い出が語られ続ける根強い人気の理由なんじゃないかと思っています。

ーー実現の可否はさておき、個性豊かな『ドラクエ4コマ』の作家がもし再び集結したら、どんなことができそうでしょうか?

 想像もつかないです。10年くらい前にTwitterを始めたところ、それまで交流のなかった金田一蓮十郎先生や、幸宮チノ先生、堀口レオ先生などともつながることができ、ありがたいことに、一緒に遊びにいったりお話を聞かせていただいたりできるようになりました。本当にみんな発想力がハンパじゃないし、人間性も素晴らしい方たちばかりです。

 本当に全員が集まったとして、例えばそれでオリンピックの演出をやれば、世界中がびっくりするようなユニークな開会式や閉会式になって歴史に残ると思うし、街ブラすればありえない珍事がありえない確率で連発する奇跡のムービーが撮れると思います。

 なんせ「集まれば何かが起こる」のは間違いないと思いますし、一体何が起きるのか私も興味があるので、いつかそういう日が来ることを期待しています。

(マグミクス編集部)

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