【漫画】保育園のストレスで娘にじんましんが! 仕事を持つ母の決断に千人が「強い!」
幼い頃、保育園に行くことが嫌でたまらなかった作者。ストレスから全身にじんましんが出るようになってしまった娘を見かねた母は、思い切った決断をするのですが……。Instagramで公開されたマンガが、「母は強し!」と話題の作者、ふわとろ∞ぷろ子さんにお話を聞きました。
保育園に行くのが嫌で、じんましんが出るほどのストレス
保育園に行きたくない娘を見かねた母の決断について描いたマンガ「『保育園拒否児』だった私」が、Instagramで合計1100以上のいいねを集めて話題となっています。
幼い頃、保育園の集団行動が苦手だった作者は、あまりのストレスから全身にじんましんが出るようになりました。働くため、娘には保育園に行ってほしいと思う母でしたが、悩んだ末に思い切った決断を……。読者からは、「母は強し!」「幼少期の言語化、難しいですよね」「助け合いって大事!」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、Instagramやブログ「ふわとろ∞ぷろ子半熟ライフ」などでマンガを発表している、ブロガーのふわとろ∞ぷろ子さんです。ふわとろ∞ぷろ子さんに、作品についてのお話を聞きました。
ーー保育園では、特にどのようなことが苦手でしたか?
遊びや踊り、簡単な読み書きなど、「みんなで行うことすべて」が苦手でした。「なぜ、その場にいなければならないのか?」がよく分からなかったですし、先生や周りに合わせて過ごすことに対して、とにかく違和感がありました。成長とともに、その意味や楽しさは分かるようになりましたが、当時は理解できない子供でしたね。
ーー保育園を退園することになったとき、どんな気持ちでしたか?
当時はまだ子供だったので、難しいことはよく分かりませんでした。とにかく、「保育園に行かなくてよくなった」ということに対するうれしさでいっぱいだったことをよく覚えています。ただ、大人になったとき、この話を母にすると「あのとき、大変だったんだから」とよくいわれました。
ーー読者の方にも、当時のふわとろ∞ぷろ子さんやお母様と同じような状況、気持ちでお悩みの方がいらっしゃるかもしれません。その方たちに向けて、何かアドバイスはありますか?
「子供のことを考えたら行かせない方がいいのかな?」「かといって仕事に出て稼がないと生活できない」「代わりに見てくれる身内や知り合いもいない」など、さまざまな悩みや迷いがあるなかで出した答えは、良かったと思えることもあれば、後悔になってしまうこともあると思います。何が正解かは分かりません。
私の家庭では、母が「保育園を辞める」という決断をしてくれて、当時は何も分かっていませんでしたが、いま振り返れば難しい決断をしてくれた母はすごいと思いますし、何より心から感謝しています。
もし、どのような決断になったとしても、「誰かのことを思ってしたこと」なら、その思いはいつかきっと伝わるはずです。結果が良い悪いではなく、そのときの「最善の選択肢」を取ることが大切だと思います。
ーーこの作品の制作には、どのくらいの時間がかかりましたか? また、仕事や育児で忙しいなか、マンガを制作する時間はどのように確保していますか?
過去のエピソードなので、時間はそこまで使っていません。フルカラーでもないですし、ラフで描いているので。
一時期、毎日投稿をしていたときは、睡眠時間を減らして、スキマ時間や寝る前、早朝などによく描いていました。いまは、プライベートの問題から毎日投稿をしなくなったので、そこまで大変な状況ではありません。どのジャンルでも、毎日投稿されている方は大変ですよね。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
「母は強し!」「助け合いって大事」「幼少期の言語化、難しいですよね」などのほかに、育児中のお母様方からは「自分の子供はどう考えているのかな?」「どういう気持ちなのかな?」というコメントをいただきました。さまざまなことを考えるきっかけになったみたいですね。
また、「すごい我の強さ」「1~2歳でこんなに考えているの?」というコメントもありました。たしかに頑固ではありましたが、ただただ好きなときに、好きなことをしたかっただけなんです(笑)。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
夫に勧められました。「あまり小さい頃の記憶を鮮明に覚えている人はいないし、自分の体験が読者の方に重なるとは限らないけれど、子供の視点で描けるから面白いんじゃない?」といわれたことがきっかけです。
●ふわとろ∞ぷろ子さん 過去のインタビュー
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(マグミクス編集部)